- スーパーマリオブラザーズシリーズの第2弾。本稿で説明する。
- スーパーマリオUSAの海外発売版のタイトル。
概要
ファミコンディスクシステム専用ソフトとしてリリースされた続編。
決して簡単ではない前作をクリアした事のあるプレイヤーでも音を上げるほどの難しさで有名。
ビジュアルや音楽は前作と全く同じであり、続編というよりは、腕に覚えのあるプレイヤーに贈るスペシャルステージといった趣である。
さらにこの作品ではプレイヤーキャラがマリオかルイージかを選択可能であり、
ルイージはマリオに比べて移動速度とジャンプの能力が高いが急な方向転換がしづらいと
性能の違いが付けられている。
取るとパワーダウンする(チビ状態で取るとやられる)毒キノコ、土管にくっついても引っ込んだままにならない赤パックン、特大ジャンプ台、城ステージクリアで残り時間も得点に加算されるといった要素・仕掛けが登場。
1-1の最初の部分で無限up出来る、3-1ではポールを超えた先に1-1へ戻る逆ワープゾーン、8-2では途中にあるパタパタを踏んでつるを出し登らないとクリア出来ない、ゴールの階段が殆ど無いステージがある、など、いろいろなところで難しい。
1から8ワールドまでワープなしでクリアすると9ワールドへ、8回(ワープありでも可)クリアすると更なる難しさを誇るA〜Dワールドを遊べる。ただし9ワールドは4つのステージ構成が無限ループのため、ゲームオーバーになるまでプレイすることになる。
1993年・2010年にSFC・Wii発売された「スーパーマリオコレクション」にも収録されており、こちらは1回クリアすればA〜Dワールドに進める・ステージごとのセーブが可能になるなど、最後まで進めやすいようシステムが変更された。ただし一部の仕様変更のせいで、ステージ自体の攻略に限って言えばさらに難しくなったと評する声もあるほど。また、9ワールドは「8〜Aワールドの間」に位置づけ直されたため、一度もワープせずにクリアすれば「8ワールド⇒9ワールド⇒Aワールド」の順で進められるようになる(その場合、Aワールド以降の難易度が上がるのは皮肉とも言える)。
コレクション版はサブタイトルが付き、『SUPER MARIO BROS.2 FOR SUPER PLAYERS』とタイトル画面で表記されている。仕様変更の為、クリア回数を表す☆の数は付かない。
GBCのスーパーマリオデラックスにも隠しで収録されているが、ややオリジナルと仕様が異なり9ワールドやA~Dワールドが存在しない。
ファミコン用のカセットに移植したROM版が同じく移植される「ゼルダの伝説」と共に発売される予定だったが、ゼルダと異なり、こちらのみお蔵入りになっている。
ディスクシステムからのROMソフト化自体が少なく、一部のみでしか行われいない点も大きい。
ちなみに、ゼルダの伝説と同日に発売されたのは、あのファミコン用ソフト「ワリオの森」である。
北米・ヨーロッパでは上記のスーパーマリオUSAが「2」として発売されており、それ以前にディスクシステムの存在しない国外では日本の「2」に当たる作品が存在しない。一応、ディスクシステム専用ソフトからROMソフト化された作品もあるが(「メトロイド」、「リンクの冒険」、「光神話・パルテナの鏡」など)、日本と同じくお蔵入りになっている。後年、スーパーマリオコレクションの海外版「Super Mario Allstars」もしくは「Super Mario Allstars + super mario world」にて「Super Mario Bros. the lost levels(失われた舞台)」として収録されている。その後、VC版も配信されているのだが、こちらは初代の仕様の「lost levels」が存在しない為、中身は日本版のままになっている。
9ワールド
出現条件は先述の通りであるが、このワールドは前作でのバグ技『通称256Wもしくはアンダーカバー』をネタにしたものであり、地上マップでありながら水中仕様や地上マップでありながらクッパ城のパーツで構成され、クッパの後ろにゴールポールがあったりと奇妙な世界となっている。ちなみにオリジナル版は残機0で始まる為注意。
コレクション版だとグラフィックの関係でオリジナルに比べてあまりバグっぽく見えない。なお、コレクション版は9ワールドをクリアしているとセーブファイルで開始するステージを選択できるが、注意しないといけないのがそのセーブファイルで8-4までに存在するワープを1回でも使うと9ワールドを二度と選択できなくなる。
オールナイトニッポン版スーパーマリオブラザーズ
1986年にニッポン放送のオールナイトニッポンとのコラボレーションで製作された特別なスーパーマリオブラザーズである。
ベースがスーパーマリオブラザーズ2であり、キャラクターが当時のオールナイトニッポンのパーソナリティ達になっていたりと現在でもレアなソフトとなっている。
2がベースである為システムは2と同じであるが、1と2のステージが混在している。
著作権や肖像権が複雑になっている関係上、リメイクやバーチャルコンソール化が現在でもされていない。それ故にマリオシリーズではプレミアソフトである。