「私と出会わなければ、もっと幸せな人生があったはずなのに・・・ごめんね」
演:伊藤梨沙子
概要
万丈龍我の恋人。虚弱体質で、龍我が八百長試合に手を染めたのは彼女の手術費を稼ぐ為であった。
ある日、職を失った龍我に「葛城さんって科学者が助手を探していた」と言って、彼に葛城の部屋へ向かわせたのだが、その部屋で葛城は既に殺されており、龍我は無実の罪を着せられてしまった。
龍我の脱獄後、彼と電話越しに再会したが、その時点で既にファウストに捕らえられ、ナイトローグによって人体実験の材料にされてしまっていた。そして次に彼と再会した時には既にバーンスマッシュへと変わり果ててしまっており、しかも病弱であるが為に成分を抜き取っても助からない(=消滅してしまう)状態にあった。
しかし残ったわずかな自我により、恋人を傷つけまいとする姿を見た龍我から「せめて元の姿にもどしてやってくれ」と頼まれたビルドゴリラモンドフォームにより、一時的にスマッシュと分離させられ、ようやく龍我と真の再会を果たした。そして龍我を格闘家に復帰させたかった為に「鍋島」という男の頼みを聞いてしまったという事実を告白し、最期は龍我の人生を狂わせてしまったことを謝り、彼の腕の中で消滅した。
その後、第11話では龍我に手紙を書き残していたことが判明する。
その内容は「龍我が自慢の拳によって誰かの役に立って欲しい」といったものであり、これによって龍我は恋人の思いを汲み仮面ライダークローズへの変身を成功させた。
なお、この手紙は桐生戦兎が発見して彼女の墓に備えた物らしいが、龍我からその出どころを問われた際にははぐらかしていた。
それ以降も、龍我は心の支えが必要になった時などに定期的に墓参りに向かっている。
ちなみに
万丈龍我は主要キャラの中で唯一「万丈」と名字で呼ばれるが、劇中で「龍我」と名前呼びしたことのあるのは、現時点では故人である彼女と猿渡一海の2人だけである。