ピクシブ百科事典

名前呼び

なまえよび

相手を(下の)名前で呼ぶことである。

概要

 相手を名字(+さん、くん)や肩書ではなく、下の名前で呼ぶことである。狭義では呼び捨てだが、広義には「さん」「くん」「ちゃん」などを付けたものも含む。
 フィクション作品においては、キャラクター同士の友達や恋人としての親密さの深まりを表現するものとして、この呼び方に移行することが一つのイベントとして位置づけられることも多い。たとえば毎年新作が作られるプリキュアシリーズでは、序盤に主要キャラが互いに名前で呼びあうようになるのが、友情の確立を象徴する恒例行事ともなっている。『魔法少女まどか☆マギカ』で、互いに死に瀕するなかで暁美ほむら鹿目まどかを初めて「まどか」と呼んだり、『仮面ライダーフォーゼ』で友人さえもっぱら名字で呼んできた歌星賢吾が終盤で主人公の如月弦太朗を初めて「弦太朗」と呼んだりするケースのように、物語のクライマックスでの劇的なイベントとなることもある。

その背景

 このように「名前呼び」が重要な意義を持つことになる一因として、日本文化における「名前で呼び合うこと」へのハードルの高さが指摘できよう。欧米、とりわけアメリカにおいては幅広い人間関係においてファーストネームで呼び合うことはごく当たり前のことであり、きょうだい内で兄や姉でも名前で呼ぶのは普通、職場でも上司すら名前呼びということも珍しくない。
 日本では親から子へ、また兄・姉から弟・妹へといった家族・親族内の下位者に対する呼称か、せいぜい年少者に対する大人からの呼びかけ以外は、相応に親しい間柄でなければ名前で呼ぶことは少ない。そうなる前から名前で呼んだりすれば「馴れ馴れしい」という印象を与えやすい。ましてアメリカの大学なら普通の「教授がゼミの女子学生(もちろん男子もだが)をファーストネームで呼ぶ」など、日本の大学でやったらそれだけでセクハラ扱いされかねないだろう。日本では「相手を名前で呼ぶ」ことはそうそう容易なことではないのである(一説には、その背景に「」の観念の残存があるともいう)。
 その意味でも、「名前で呼び合う」ことを互いが認めるのは、それだけ当事者同士の関係性が深まっているという証といえるのである。

pixivに投稿された作品 pixivで「名前呼び」のイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 10555

コメント