概要
ディガーの家系ナイツ家の一員で、ウィリアム・ナイツ(ウィル)の息子。
ウィルがディガーとして最高の称号である「タイクーン」を冠したことで、彼は「ウィルの息子」という目で周囲から賞賛の目を持って見られることとなる。
しかし、親の七光りを嫌う彼は、あくまでもそうした功績を自分自身で打ち立てたいがため、素性を隠して家出をする。
術エネルギーであるアニマを感知する能力は、元々優れている一族の中でも特に高い方であり、武器の腕前も父ウィルを大きく上回っているほど。
旅の経過
旅先で名乗った名前は「リッチ」。
実際、ゲーム上では始めは「リッチ」としか表示されていない(ナイツ家であることが判明すると「リッチ・ナイツ」に変更される)。
女好きの性格ゆえに旅先でよく女性を誘ってパーティを組むが、一度決めたことは最後まで遣り通す強靭な信念の持ち主でもある。
ディアナを誘った際は、お宝を探し当てる冒険に躊躇するも「やってみる」と決意したことに対して「やってみる、じゃない。やる、だ。」と諭し、この芯の強さが後に2人を結ぶことになる。
そんな旅の途中、一風変わった女の子ミスティと出会う。
しかし、「変わった女の子」という根拠とは···その手に持っていたものが、他ならぬエッグだったのだ。
父ウィルから、危険なクヴェルとしてエッグの話は聞いていたが、それを目撃したが為に、普段は帰っていない実家に報告。
その数年後、その存在も忘れかけていたミスティが、リッチの旅先で奇妙な事件を引き起こす。
村中の人々のアニマが一度に吸い取られ、生気を失って不自然な眠気に襲われるという大規模なものだった。
これがエッグの仕業と知ったリッチは、それまで「単に危険なクヴェル」としか認識していなかったエッグの本当の危険性を身をもって体験することとなった。
この時、自分の子を身籠ったディアナを再会を約束して父の実家に避難させている。
その後、エッグに目を付けられたのか、虫のメガリスまで来るようにと誘いを受ける。
挑発と知りながらも向かうリッチだったが、それは挑発どころかとんでもない罠だった。
エッグは、自身の依り代として使う為にリッチを呼び込み、持ち主のミスティをわざと殺させることで、その拍子にエッグをリッチに手渡したのである。
エッグは一度持つと精神の根っこまで支配され、死ぬまで絶対に手放そうとしなくなる。この力に逆らえる者はいない。
観念した彼は——エッグの傀儡となる寸前に、崖から身を投げた。ディアナに再会の約束を守れなかったことを詫びながら……。
こうして彼は志半ばで死亡したが、そのアニマがエッグに吸収される最悪の結末だけは避けられたことになる。
そして、ほぼ同時期にウィルの家に身を寄せていたディアナは女の子を出産し、ウィルからヴァージニア・ナイツと名付けられるのだった。
関連イラスト
関連タグ
ウィリアム・ナイツ:父親
コーデリア・エメリー ラベール:母親(コーデリアが生存している場合はコーデリア、死亡している場合はラベールとなる)
ディアナ(サガフロ2):恋人(妻)