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概要

赤い頭巾が特徴の25歳。

術士ヴァンアーブルの弟子として、修行の名目ウィルの元に派遣されてきた。

言動は控えめだが、人一倍の頑張り屋で、周囲にはきちんと礼儀正しく接する。

言葉遣いもめったなことがなければ乱れることは無いと言ってよい。

しかしどこか抜けている所があり、そのせいでピンチもよく招くが、同時に運も強い。

 

そんな彼女のスペックは、初期HPが500もあるので、即戦力になる。

だが、術士の弟子なのに得意分野が斧。とりわけ本作では斧は設定上あまり使われていない武器。

しかも所持ロールは、「突撃」(通常回避不可で技と術技の威力が上がる)である。

一応、術のレベルもそれなりに鍛えているが、術士という枠で見るとちょっと未熟。

術の特性は音・石・獣で、斧のツールは石と獣ばっかりなのでやっぱり斧が向いている。

 

なぜそうなったかというと、元々彼女はヴィジランツとして活動していたため。

辺境の村で一生を過ごすのがイヤで家を飛び出したのが始まりだが、

元々村一番の怪力だったので、おそらく得意分野の斧を使って冒険していたのだろうと思われる。

 

ヴィジランツ時代は、その誠実さと強運で仲間からもちょっとした噂になっていた。

毎回ピンチに陥るというジンクスを覆せない彼女だったが、

ピンチを切り抜けるたびに、その拍子にお宝を手に入れることが多かったためである。

こうして成果を得られるのだから、ちょっとした不注意からくるピンチも帳消しになり、評判は上がる。

 

そんな彼女に転機が訪れたのは、いつものように自ら招いたピンチを、ヴァンアーブルに助けられたことだった。恩返しにと弟子にしてくれるようせがむが、ヴァンアーブルには断られる。

ところがそこで怯む彼女ではなかった。

弟子になってもいないのに「先生」と呼び慕い、言葉や態度だけではなく積極的にヴァンアーブルの身の回りの世話などを続け、ついにヴァンアーブルから弟子入りを許される。

 

つまり、術士らしくないのは当然だった。

 

そして修行の旅に出されるのだが、ついて行ったら気が付けばエッグ破壊というラスボス戦に巻き込まれる。

 

ヒドイです。

 

たびたびピンチを切り抜けてきたけど

今度ばかりはヒドイってレベルじゃねーぞ!

ちなみに、攻略本「アルティマニア」の表紙をジニー一行が飾っているのだが、彼女だけが描かれておらず、斧が得意なのもプルミエールとかぶっていたりと、やや扱いが悪い。

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