概要
オート侯家のカンタールが6人もの妻との間に生んだ23人もの子供の末っ子。
カンタールすら存在を忘れていたらしく、半年間も名前を付けられていなかった。
彼女に名前をつけたのは、同じくカンタールの娘であるヌヴィエムによるものであり、親子くらい年が離れていたこともあり、ヌヴィエムの養子として育てられることになる。
彼女は末っ子だったが、それゆえ、あえて「最初」という意味を込めてこの名前になった。
経緯
オート侯家はかつて、ギュスターヴ13世のユジーヌ家やケルヴィンのヤーデ伯家と長らく対立してきた。
そのため、ヌヴィエムはヤーデ伯家のチャールズに初対面でありながら侮辱を受けるなど、子の世代にまで溝は深かったのである。
そのため、ヌヴィエムはその後、周辺の諸侯をたきつけてヤーデ伯家を陥れようと後継者戦争の拡大を狙い暗躍した。
しかし、プルミエールにはそうした復讐が多くの人の命を奪うきっかけになった事として印象付けられており、子供を生みすぎ家が分裂・弱体化したオート侯家の建て直しをヌヴィエムに託されるが、その重要性と使命の大きさを理解しながらヌヴィエムのような生き方はできないとし、苦渋の決断で「二度と戻らない家出」をしている。
旅の途中、船に密航しようとして捕まっていたヴァージニア・ナイツ(ジニー)を助けたことを機に、彼女とグスタフ、ロベルトと共に一介の冒険者として活動し、エッグとの戦いにも加わった。
二度と「家のために生きることをしない」と決意したが、流石に世界の命運すら左右しうる「サウスマウンドトップの戦い」を目の前にして、現場へは行かなかったもののヤーデ伯家のために戦場へと赴くグスタフを見て、胸の高鳴りを抑えることはできなかった。
女性キャラでありながら、体術・斧・槍を得意とする肉弾派。
反面、術は全体的に苦手としており、JPも低い。WPの関係上技ばかり使う訳にもいかないため、術技も織り交ぜていきたい。
なお、本編ではヌヴィエムと和解できたかは語られていないが、エッグとの決戦の際に彼女やカンタールのことを口にするなど、内心では彼らを決して嫌ってはいなかった様子。設定資料集等では二度と彼女に合わなかったとあるが、ファミ通文庫の小説版ではエッグとの決着の後で会いに行っている。