概要
ヴァージニア・ナイツが冒険目的の家出中に出会った冒険者。
その正体はフィリップ3世の息子にして、本名ギュスターヴ。
なお、「グスタフ」は「ギュスターヴ」の別読みでもある。
家系
彼の家系を遡ると、以下の事実が見えてくる。
したがって、彼はギュスターヴの血を引く正統後継者ギュスターヴ15世その人であり、同時にヤーデ伯家の後継者でもある。
さらにファイアブランドの儀式も通過しているため、フィニー王国の継承権も持っている。
そんな境遇だが、彼もまた家出中の身。
そして、固定装備である「炎の剣」は何を隠そうファイアブランドそのもの。
ほかにも鋼鉄の剣「グスタフの剣」も携えており、途中からこれを「ギュスターヴの剣」に換装する(なお、グスタフの剣の正体は、ギュスターヴの剣を模して造られた父フィリップ3世の形見の剣である)。
それは紛れも無くギュスターヴ13世が自ら作った「この時代に人が作った最強の剣」。
同時に、ギュスターヴ13世にとっては相反する存在である「ファイアブランド↔ギュスターヴの剣」を両方持ったことにより、長年に渡ってギュスターヴを苦しめた術の象徴とそれに対抗する鉄の象徴の対立が、ギュスターヴの手によって終えたとも言える。
人物
寡黙な性格で、冒険を楽しみに何か事件でも起きないかと心躍らせるヴァージニアに言ったセリフは、20代にして「何も起きないのは良い事だぞ」。
周囲からも老成しすぎていると言われるが、昔からこんな調子らしい。
お調子者のロベルトと組んでいるが、相反する性格だからこそうまくいっているのかもしれない。
本作最難関とも言われる「サウスマウンドトップの戦い」にも「一度は家を捨てたが、最前線で戦う従兄弟のデーヴィドを守る為に戦場へと赴く」…という設定で参戦する予定だったが、1人ではユニットにならないという理由で参加を見送られ、その結果難易度が飛び抜けて高いものになっている(ただし、あくまで実際には使えないだけで設定上は一兵卒として参戦している)。
家出した経緯は詳細は不明だが、父が伯父のチャールズに見殺しにされる形で死んだことと、その事が切っ掛けで自分の存在がお家騒動の火種になりそうだったから、と言われている。
性能面では固定装備の2本の剣が特徴。全術系統に素質を持つ。
固定装備の片方であるギュスターヴの剣は非常に武器性能が高く、攻撃役として頼りになる。
反面、そのギュスターヴの剣が金属製武器という点が最大の弱点である。
金属製装備の特性上、術能力が下がる、回復効果も低くなる、JPの減少により防御力も下がる。かなり手痛いハンデである。
また当然ながら武器を変更する事ができないため、より強力な武器に持ち替える事も不可能。
ちなみに、非常に自己主張をする髪型だが、砂糖水で固めているらしい。
そのため、虫が集まってくるなどのネタにされることも。
図らずも彼が最初に作中で挑戦したダンジョンは、虫だらけの洞窟。
さらに次に挑んだダンジョンは、それに輪をかけて虫の巣同然になっていたメガリス。
無事で済んだのが不思議なぐらいである。
ちなみに本名がギュスターヴでありながらギュスターヴを名乗っていないこと、同時代に偽ギュスターヴという別のキャラが登場することから、当時の開発スタッフの間では彼が偽ギュスターヴだと本気で勘違いされていたらしい。
なお、真のギュスターヴの後継者としての彼が偽名を使っているため、この時代にギュスターヴの名前を名乗った者は全て偽者確定、ということになる。