概要
弟にフィリップ3世がいる。
経緯
彼が生まれた時代は、ギュスターヴ13世が、自らの都ハン・ノヴァを建設した後の時代。
- PW版の設定では、ギュスターヴ13世が東方面へと遠征していたころ。彼もギュスターヴの軍に参加し、14歳のときには「赤天馬」と呼ばれるようになる。ギュスターヴ13世が死去した後に後継者戦争にも身を投じるが、この時に父ケルヴィンのライバルであったカンタールに対して連戦連敗を喫する。
父ケルヴィンや弟フィリップ3世の誠実な性格を乱世における欠点であると考えていた為に武力による支配と言う思考を強くもっている。
- PW版ではギュスターヴ13世と共に戦っている経験があることがハッキリ判っているため、13世の影響も受けていればむしろ自然とも言える。(13世は12世以上に軍拡を行いモンスターの駆除と言う名目があったハンノヴァ周囲で満足せずに有人地域の南方への支配、侵略を拡大している)
ケルヴィンがカンタールと争っていた(加えてPW版設定では自身がカンタール相手に連敗した経験がある)ことから、オート家に対する憎悪が深まり、カンタールの娘ヌヴィエムに対して「犬のにおいがする。子ばかり作っている犬の子供のにおいだ」という暴言を言ってしまう。
実際、カンタールは6人の妻との間に23人もの子供を作り、相続をろくにやらなかった為にオート家が分裂したので、事実ではある。だが、当然この発言はヌヴィエムを激怒させ、ヤーデ伯憎しのあまりさらなる戦火を呼び寄せる事態へ発展した。
憎しみは憎しみを生むという例であろう。(カンタールにしても12世の領土支配の為の一方的な政略結婚と言う侮辱を受けてギュスターブの一族を憎悪している)
この後、継者戦争も最終的にはヤーデ伯家の勝利に終わったことで、最有力者としていよいよ力をつける。おりしも世相はギュスターヴの孫と名乗る偽者が方々で旗を揚げ始めた頃であり、偽者を討伐することで更に周囲の信頼を寄せられるチャンスでもあった。
悲劇は、そのチャンスの中に待っていた。
ギュスターヴの都ハン・ノヴァ。
ここを手中に収めようとする偽者がいた。
そこで、これを討伐することでハン・ノヴァを手に入れることを計画。
建前ゆえに諸侯も反対できず、戦いは圧倒的な戦力をもって大勝利する・・・はずであった。
だが、あまりにも相手がまずかった。
それは確かに偽者だったのだが、その偽者は桁外れの力を持つクヴェルを持っており、常人を遥かに超える力を行使。
従えていた部下も、複数の人間の魔力を強制的に注入された強化人間の集まりだった。
通称偽ギュスターヴ。
この「化け物」相手に、まるで赤子の手を捻るかのごとく大軍は蹂躙され、ついには敗死するに至った。
彼の仇討ちは、息子デーヴィドによって達成されることとなる。
しかし、その仇討ち「サウスマウンドトップの戦い」は、あまりにも難しいといわれるサガフロ2最大の難関であり、相当数の挫折者を生み出した。
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