概要
フルネーム「ヌヴィエム・ドラングフォルド」。
かつてユジーヌ家・ヤーデ伯家と世界の覇権をかけて戦ったオート侯家。
その侯爵だったカンタールの娘の1人(上から6番目)。
カンタールが没した後、23人もの兄弟姉妹がいたために家が分裂して弱体化したほか、そのほとんどが彼女からすれば腑抜けだったため、実質カンタールの志を継ぐものとして希少な人物となった。
先の繰り返された戦争で何度もカンタールが負かしたヤーデ伯家のチャールズからは特に恨まれており、初対面の時にとんでもない侮辱を受けてしまう。
「犬の臭いがする。子ばかり作っている犬の子供の臭いだ。」
この一言は、彼女の憎しみのスイッチを全開で入れた。
カンタール没後、覇権を打ち立てたヤーデ伯家をハメるべく周囲の貴族たちをたきつけ、新たな後継者戦争の火種を自ら撒いた。
しかし、一度膨れ上がった戦争はヤーデ伯への復讐で終わることは無く、彼女の意図を超え、ギュスターヴを名乗る周辺貴族が無秩序に争い続ける、まとまったリーダーの無い戦争へと長引いてしまう。
そのため、同じカンタールの娘で父カンタールに忘れ去られていたかなり年の離れた妹プルミエールを自身の子供として育てるも、愛想を尽かされてしまう。
- PW版の設定では、この一件で自分の犯した罪に気づきメルシュマン地方で勢力争いを繰り広げていた親族を粛清する。そして、サウスマウンドトップの戦いでは北軍を組織・運営したのち、ハン・ノヴァ平和条約後に下野する。
ちなみに『サガフロンティア2』という作品において、ただ一人主人公として登場することがありながら、一切操作できないという極めて珍しいキャラクターでもある。