概要
横浜の闇を取り仕切るポート・マフィアの幹部の一人。
常に黒い帽子を被っており、性格は好戦的。小柄だがマフィアきっての体術使いで、自身の異能も相俟って高い戦闘力を持つ。テメェを『手前』と呼んでいる。
太宰とは犬猿の仲であり、顔を合わすたび喧嘩している。
よく身長が小さいことを馬鹿にされたり、一杯喰わされたりしているが共闘しなければいけないシチュエーションに於いては、抜群のコンビネーションを発揮する。
マフィアに入った初期は、尾崎紅葉の下に配属されている。
プロフィール
異能力
名称 | 汚れつちまつた悲しみに |
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解説 | 触れたものの重力のベクトルと強さを操ることができる |
自分や対象の重力を操作する事で、相手の攻撃をかわす、地面をひび割る、対象を地面にへばり付ける等、かなり多彩な使い方が可能である。
また、強化形態として『汚濁』があり、之を発動させることで鋼鉄の戦車をも打ち破れるほどの圧倒的な身体能力と小型のブラックホールを出現させて投げつけるといったことが可能になるが、目につくものを無差別に攻撃する暴走状態に陥ってしまい、太宰の異能無効能力がなければ体がもたずに死んでしまうリスクを持つ。
劇中での活躍
ポート・マフィアにとらわれた太宰に嫌がらせをするために、太宰の前に現れた。しかし太宰の策略にはまり、情報を吐かされた上に内股歩きのお嬢様口調という醜態をさらしてしまう。
その後一時的に太宰と共闘し、スタインベック・ラヴクラフトの「組合」コンビを撃退した。
武装探偵社とポート・マフィアと組合(ギルド)の三つ巴の争いの際には、単身で探偵社の本拠地を襲撃。与謝野晶子、宮沢賢治と戦い、マフィア幹部の名にふさわしい強さを見せつけた。
武装探偵社社長福沢諭吉と、ポート・マフィア首領森鴎外が共喰いの異能をかけられ、武装探偵社とポート・マフィアが対立した際は、戦況を指揮し、福沢諭吉が入院している病院を取り囲んだ。
江戸川乱歩に挑発され、1vs1で対決した際は、エドガー・アラン・ポオの異能により、登場人物1000人のうち、犯人はその半分という殺戮小説の世界へ送られる。全員を殴って解決を図っていたという。
その後脱出出来たようで、天人五衰の策略にはまり、武装探偵社が猟犬に追われた際には、重力操作で銃弾を操り、武装探偵社の逃亡を、福沢諭吉と森鴎外の交わした条件の元、手助けしている。