概要
声:大友龍三郎 Case Fail.1~47
囚人No.35723 圧縮冷凍年数:1000年(宣告された直後に逃亡)
30世紀の大物マフィア「ドン・ドルネロファミリー」のボスで、警察に追われる生活にうんざりしたためわざと逮捕されたが、刑務所ごと20世紀に逃亡し、金儲けのために暗躍する。金儲けが目的なので世界の破壊や人類の支配を望んでおらず、逆に世界の破滅を止めようとしたこともあるなど、悪組織のボスとしては珍しい人物。
金への執着心は愛しているとまで言われるほどで、ないと熱を出してしまう体質を患っている。そのためリラの浪費癖には頭を悩まされているが、一方で自身を捨てた母の面影を感じるために強く言えないジレンマを抱えている。
中盤からは人間態をとり、金城銅山(きんじょう・どうざん)と名乗って20世紀で暗躍する。
ファミリー内のトラブルを嫌う親分肌な性格。自身の幼馴染であるアーノルドKがギエン、リラと不穏な雰囲気になった際には、わざとタイムレンジャーに負けるように仕組みファミリーから追放した。これは暗殺されるより圧縮冷凍される方がマシという判断からであり、ファミリーの平穏と友人の命を同時に守ったと言える。
命の恩人でもあるギエンには少々甘い。だがそれが彼の暴走を招き、結果的に命取りとなる。
最期は、ギエンと対峙し追い詰めるも銃の引鉄を引くことができず返り討ちに遭い、かつて殺した捜査官一家の生き残りであるユウリと竜也に囚人達の送還を頼んで息を引き取った。
なお死の間際、ユウリに家族を殺したことについて詰問されるも「覚えてねえ」「そんなことは飽きるほどやってきた」と最後まで悪党を貫いた。
悪の組織のボスではあるが特別に戦闘力が高いわけではなく、カリスマとしたたかさでファミリーをまとめあげている存在。
劇中では、タイムレンジャーに邪魔されることが多かったが、実際にはそれ以上に収益を得ており、(逆にタイムレンジャーに妨害されたことで収入を得たこともあった)当初の目標を達成できた敵組織としては、世界征服を成し遂げたマシン帝国バラノイア同様に、成功した稀有な敵組織といえよう。
余談
企画当初ではティラノサウルスがモチーフになる予定だったらしい。ちなみにのちのマフィアのボスのドグラニオ・ヤーブンのモチーフはティラノサウルスに採用されている。