データ
概要
奈良県香芝市瓦口にある近鉄大阪線の駅で、大和高田駅が管理する。副駅名は「真美ヶ丘ニュータウン前」。
この駅は香芝市瓦口にあるが、「五位堂」と名乗っている。JR西日本和歌山線のJR五位堂駅は香芝市五位堂にある。近隣の住宅が発達していることで利用者も増加している。
駅構造
島式2面4線の待避可能な地上駅で、橋上駅舎がある。1987年にホーム有効長は215mとなり、10両編成が発着できる。改札は1か所のみ。北・北東・南西に出入り口がある。
内側(2・3番のりば)が本線、外側(1・4番のりば)が待避線である。3・4番のりばから大和八木方面へも発車できる。
1番のりばから名張方へ延びる形で10両分の引き上げ線があり、五位堂止まりの電車や回送電車が一度引き上げ線に入った後、3・4番のりばに入る。3・4番のりばからは五位堂検修車庫と高安検車区五位堂車庫につながる線路がある。
停車電車
特急以外のすべての一般電車が停車する。
準急・区間準急・普通電車および一部の快速急行・急行が特急の通過待ちを行うほか、朝夕には快速急行・急行と準急以下の電車の間で、日中は上りを中心に急行と区間準急以下の電車と緩急接続を行っている。
朝と夕方に数本、大阪方面から当駅で準急が折り返し、終電には大阪方面から当駅終着の区間準急が設定されている。
日中は急行と区間準急が3本ずつ、普通電車が1本停車する。当駅折り返し電車もあり、平日は五位堂止まりの普通電車が引き上げ線に入り、折り返して大阪上本町行き区間準急、土曜休日は逆に五位堂止まりの区間準急が引き上げ線に入り、折り返して大阪上本町行き普通電車となる。
早朝には当駅始発伊勢中川行き急行、大和八木行き普通電車が設定され、平日はさらに当駅始発榛原行き普通電車も設定されている。深夜には大和朝倉・大和八木から当駅止まりの普通電車が設定されている。
2012年以降、きんてつ鉄道まつりが五位堂と高安で開催されているため、
五位堂検修車庫
隣接している「五位堂検修車庫」は、近鉄が保有している車両のうち9割以上の定期検査(全般検査・重要部検査)を担当している(残りは塩浜駅隣接の「塩浜検修車庫」の担当)。軌間が異なる南大阪線系統の車両、電化方式が異なるけいはんな線の車両は自力で「五位堂検修車庫」へ回送できないため、電動貨車による牽引が行われる。
五位堂検修車庫は1982年10月に旧高安工場、玉川工場、古市工場で行われていた全般検査・重要部検査を統合する形で開設された。高安工場は新車搬入と車体更新工事を行う高安検修センターに転換し、玉川工場と古市工場は閉鎖された。
現在は大阪統括部の工機部が運営している。作業は工機部所属の社員と、2001年に技術部門の一部分社化により近畿日本工機株式会社から改称設立された近鉄車両エンジニアリング株式会社の社員により行われる。
施設の内部は通常非公開だが、毎年秋に行われる「きんてつ鉄道まつり」の開催日には公開される。
隣の駅
快速急行
急行
河内国分駅(D18)-五位堂駅(D23)-大和高田駅(D25)
準急・区間準急・普通