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ジェイソン・トッドの編集履歴

2018/08/02 21:57:39 版

編集者:哉奈+彰

編集内容:リラ前後を区別できる表記を追加。申し訳ありませんが原書と無関係の絵は外させて頂きました。

概要

本名:ジェイソン・ピーター・トッド(Jason Peter Todd)

8月16日生まれ。身長:183cm 体重:102Kg

好きなもの:車とアイスクリームと喧嘩と女の子。緑色。

バットマンのサイドキックの二代目ロビンであり、後にレッドフード(Red Hood)を名乗る。一時期ナイトウィング、レッドロビン、バットマンを名乗っていた事もある。1988年に死亡して以来アメコミ界では「絶対に生き返らないキャラ」の1人に数えられていたらしいが、2005年2月に見事復活。それ以来バットファミリーの周りでヴィジランテとして活動しているが、独自の価値観を持ち悪人を殺害する等バットファミリーの掟に反している為ヴィラン扱いされていた。

復活の際に狂気が増したという設定があり、ブルースやディックからは顔を会わせる度に「まだ間に合う、お前を助けたい」と言われるが本人が既に手遅れと思い込んでいる+何だかんだと今の人生も気に入っているようで変わる気は全く無い。後輩の三代目ロビンティム・ドレイクと五代目のダミアン・ウェインからは変人・狂人扱いされている。(実際に彼の行動は異常に周到かつ狂気的なものも少なくない。)ハードなシリアスから新聞を被ったりするテンプレのお笑いまでそつ無くこなす。

コトブキヤのフィギュア、IKEMENシリーズにおけるキャッチフレーズは「バットマンを愛し、そして憎んだ男」

経歴

本項では2011年のリランチ前までの主立った部分を大まかに説明する。

*マークは邦訳本が出ています。詳細は現物でどうぞ。

ロビン

【プレクライシス】

先代ロビン:ディック・グレイソン(ナイトウィング)と同じくサーカスの花形スター家族として登場。

ある事件に関わった為、両親がキラークロックに殺害されウェイン邸に引き取られる事になる。

素直で好奇心旺盛な性格をしており、ウェイン邸にてバットケイブを発見。ブルース=バットマンである事を知る。当時ディックはまだロビンを続けていたが、既にゴッサムを出てタイタンズとしての活動がメインになっていた。

ブルースも傍に新しいサイドキックを置くつもりが無く、「一緒に行きたい」というジェイソンを何度も諌めていた。が、こっそりついて来たジェイソンにピンチを救われたブルースは夜のパトロールにジェイソンを連れて行くようになる。暫く有り合わせの衣装で活動していたジェイソンだが、後にディックからロビンの衣装を贈られ正式に2代目ロビンとしてデビュー。

ブルースの事を新しい父としてとても慕っており、パトロール中も命令違反は殆どしない良い子である。養子になる際に裁判所とブルースが揉めたり、母の面影を求めてウェイン家を出たり、先代に逆恨みしたヴィランの勘違いでボコボコにされたりしている。

初登場時は金髪であった(後に黒く染める)オリジンがディックと酷似しており一部では不評だったらしい。

冬でも南極でも生足がデフォのロビンであるが、プレクライシスのジェイソンロビンには長袖長ズボンに緑の長靴という冬服があったりする。

初めて生で会ったスーパーマンにサインをねだっており、バットマンが複雑な顔をしていた。

【ポストクライシス】

複数あったアースが統合して出来たニューアースで新オリジンで再登場。

貧しくも温かい家庭で育ったジェイソンだが、父親が仕事の失敗からトゥーフェイスに殺され母親も病気で死亡。生きる為に盗んだタイヤを売って生活していた。

ある日、クライムアレイでバットモービルのタイヤを盗んでいた所にバットマンが戻って来てしまい、工具でバットマンの腹部を殴り逃走。住処にしている廃アパートに帰った所を先回りしていたバットマンに捕まり御用となる。

バットマンは表向き評判の良いクライムアレイの孤児院にジェイソンを任せたが、その孤児院は裏で少年犯罪の温床になっておりジェイソンは脱走。その後、再びタイヤを盗んでいた所をバットマンと再会し、事情を知ったバットマンは2人で孤児院ぐるみの窃盗を阻止した。

度胸・行動力・頭の回転の速さを買い、その夜バットマンはジェイソンをロビンに勧誘。ジェイソンもそれを快諾し、半年ほどの修行の後ロビンとしてデビューする。

ジェイソンのロビンとしての才能はかなり高く、身体能力はディックに勝るとも劣らず、格闘能力ではブルースも驚いていた。

気性が荒く1人で勝手な行動を取ったりバットマンに従わない事も多かった。

スピーディに誘われ、タイタンズに参加した事がある。この際ドナと出会い彼女に惹かれている。

因みにロビン時代は喫煙描写があったが、復活後は(確認できる限りでは)一度も煙草を吸っていない。

死亡

【Death in the Family】*

電話投票でジェイソンの生死が決まったある意味伝説のイベント。使われなかった生存時の原稿が泣かせる。

1988年の死亡から2005年の復活までの間、彼の死はブルースを始めとしたバットファミリーに暗い影を落とし続ける。時折、回想・夢・幻覚で在りし日のジェイソンを見ることが出来た。

復活

【HUSH】*

(邦訳はヴィレッジ・小プロ両出版社から発刊されて居るのでお好きな方をどうぞ)

発表当初は全てクレイフェイスだと思われていたが、後述のUNDER~にてなんと登場数ページは本物でありバットマンにバレる前にクレイフェイスと入れ替わっていた事が発覚。

余談だが、HUSHとUNDER~の間に、バットマンがスケアクロウのガスによりジェイソンの幻を見る。

ガスを振り払いケイブに戻ったバットマンとロビン(3代目)だが、そこには誰のものでもない形のドミノマスクが残されていた・・・という復活を匂わせる話が有る。

【UNDER THE HOOD】*

(邦訳は原本が原書の合本なので、アンダー・ザ・レッドフードとなっています)

正真正銘本物のジェイソンご登場。

この本では【本来死ぬ筈ではなかったジェイソンがスーパーボーイ・プライムが「インフィニット・クライシス」事件直前に放った次元パンチで次元がズレた際に魂が戻り、廃人同然で生き返った所をタリアがラザラスピッドに入れて完全復活していた】という死と復活の真相が語られる。(稀にラザラスピッドで生き返ったとの表記があるが原書ではこれは間違いである)

ピットの影響で性格が凶暴になり、前髪に白いメッシュが入ったという設定があった。(メッシュはHUSH時にはあったが本作では消えている)

復活後ーHUSHまでのジェイソンの動向は後述のミニシリーズで描かれている。

【LOST DAYS】*

肉体に魂が戻り、タリアにラザラスピッドに入れられラーズ・アル・グールの屋敷から脱出してUNDER~までのジェイソンの足取りを追ったミニシリーズ。

UNDER~までの間に、なんとバットマンやジョーカーと対峙していた事が明かされる。タリアに食われた。

【Nightwing: Brothers in Blood】

ディックがNYを留守にしている間にジェイソンがナイトウィングのコスチュームを着て大暴れ。

大迷惑を被ったディックはジェイソンを捕まえようとするが、その前にジェイソンはPierceBrothesに捕まってしまう。

UNDER~では冷たい言動もあったが、ジェイソンはまだディックの事を『優しい兄・気の良い友』と思っているようで、街を後にする際にディックが耳を塞ぎたくなるような照れくさい文言の手紙を残している。

実際に、復活後のジェイソンが『また昔のような関係に戻りたい』と直接伝えたのはディックだけである。

シリアス全開で復活したわずか1年後だが、ジェイソン本来の明るい性格がよく解る1冊。微妙にダサいスーツがイカしている。身体がタコになってもケロリとしていた。

【Countdown to Final Crisis Vol,1-Vol.4/Countdown Presents: The Search for Ray Palmer】

ジェイソンがドナ・トロイ、カイル・レイナー(5代目グリーンランタン)モニターのボブと共に

2代目アトム:レイ・パルマーを探して多元宇宙を旅する笑い有り涙ありの珍道中。

冒頭でデュエラ・デント殺害を目撃していたジェイソンは後にタイタンズから濡れ衣をかけられる事になる。

アース51のブルースとのエピソードは是非見て欲しいところ。

この世界でジェイソンはブルースからレッドロビンのコスチュームを受け取り、後にそれをティム・ドレイクが着用しレッドロビンを名乗る事になる。(ジェイソンがゴミ箱に捨てたレッドロビンのコスチュームを拾いティムの前にレッドロビンを名乗った人物が居る)

ジェイソンはタイタンズ参加時代から年上のドナに好意を持っており、傷ついた彼女に対する優しさから本来の性格(女好きとは別の意味で)を垣間見る事ができる。

ドナの元彼カイルがそのスカした態度も含めかなり気に入らないようで(お互いの心身の心配や背中を預ける程度には信頼しているし、カイルがジェイソンをからかう事もある)明らかにカイルをライバル視しており、ドナを取り合うような場面があったりして楽しい。

外伝では彼の女の子好きで明るい性格が見て取れる。

【Batman: Battle for the Cowl】*

ファイナル・クライシスで死んだと思われていたブルース=バットマンの後継者を決める為に初代から三代目のロビン、ディック、ジェイソン、ティムが闘う。

ジェイソンの名前が呼ばれるのは中盤辺りだが、勘の良い人には言動からバレバレである。

最終的にジェイソンは敗れディックがバットマンを継ぐ事になるのだが、この話のジェイソンはむしろディックに発破をかけに来たようにも見える。

洞窟に趣味の悪い(ティムとセリーナ談)秘密基地を作った。

【BATMAN&ROBIN】

”Revenge of the Red Hood(#4#5#6)”*

ウィンナーを半分に切ったような真っ赤なフードに新コスチューム(色はコロコロ変わるが)黒いマントを着け白地に胸部を黒く染め赤いスカルマークが付いている)。そして、赤毛女子のサイドキックまで手に入れたジェイソンが再びレッドフードとしてバットマンの前に現れる。

このタイトルから『ジェイソンは元々”赤毛”でありブルースが(ディックに似せる為に)黒く染めさせた』という設定がついた。どこから『赤毛』の設定が出てきたのかは謎である。(消えた最初期設定はカラーによってはジンジャーやオレンジの赤毛に見えなくも無いが)

前髪の白メッシュが復活し、ラザラスピッドの副作用についても語られる。フードによる髪と肌へのダメージを気にしている。今回は真っ赤な大型トラックの移動秘密基地が登場し街中を駆ける。バットマン&ロビンと共にフラミンゴを倒すが最終的に警察に捕まりアーカムに収容される事になる。

ディックの事を終始グレイソンと呼ぶ事に違和感を感じる。

”The Streets Run Red(#23#24#25)”

アーカム収容中にイメチェンでもしたのか赤い髪がミディアムショートまで伸びていてかなりセクシー。パツパツの白のタンクトップが眩しい。髭は伸ばしているが、胸や手足はツルツルである。前半のシリアスでハードなキャラクターから一転し、気だるい表情と飄々とした態度が目立つ。

刑務所からアーカムへの移送中に襲撃に遭い、ジェイソンを監視していたバットマン&ロビンに助けられる。サイドキックのスカーレットが攫われた事を知った3人は協力し救出に向かう。準備の為秘密基地から有り合わせのコスチュームで出てきた際、ダミアンに『こいつ病気だぜ』と言われディックも否定しなかった。

スカーレットをバットマン&ロビンと共に救出した後、いつの間に用意したのか真っ赤なヘリでスカーレットと共に逃走しさらりとアーカムから脱走。これからどうなるのか楽しみにしていた読者も多かったと思うが、リランチによりその後の展開を見るのは不可能となった。

今回はシャワーシーン、腰巻きタオル、果ては全裸(しかもそのまま戦闘)まで披露している。

BATMAN&ROBINはアブソリュート版が邦訳されたが、アブソリュート版はVol.1~Vol.3までの収録である為Vol.4は邦訳されなかった。実に残念。

紹介したのはジェイソンがメインキャラクターとして登場しているTPBだけです。

この他にも彼が登場するTPB・リーフは沢山あるので、英語ですがそちらもよろしくお願いします。

邦訳でニューアースジェイソンを追いたい人向けリスト

スーパーマン:ラストエピソード(おまけ収録でロビンジェイソンが見れます)

デス・イン・ザ・ファミリー

ロスト・デイズ

ハッシュ

アンダー・ザ・レッドフード

バトル・フォー・ザ・カウル

バットマン&ロビン

アウトローズ

【REDHOOD&OUTLAWS】*

DCコミックスは、2011年に全てのタイトル・キャラクターをリニューアルした(New 52/Rebirth)。これによりジェイソンも当初はほぼ別人のような容姿になった。

チームメイトはNew 52では元グリーンアローのサイドキックのロイ・ハーパー(アーセナル)とタマランの王女スターファイアー(当然この2人の設定も一新されている)、Rebirthではスーパーマンのクローンであるビザロとセミッシラ出身のアルテミス・バナ゠マイダル。出自がビッグ3と似ているため「ダークトリニティ」とも呼ばれている。

リランチ後では、ジェイソンはバットファミリーととても仲が良い。

センシティブな作品

リランチ後のレッドフード

胸に真紅のバットマークをあしらったボディスーツに皮ジャンが茶色になった。

スピンオフ

THE WORLD OF FLASHPOINT

なんと、ゴッサムシティの神父として登場。

タイニータイタンズ

言葉遊びからか、Jason Toddlerという名前で登場する。(Toddlerはよちよち歩く子供の意)

見た目がティムより幼く見える(?)

リル・ゴッサム

開始はリランチ後だが、世界観はほぼリランチ以前のもの。

ジェイソンがバットファミリーととても仲良く暮らしているある意味夢のような作品。

バットマン&ジャスティスリーグ

手代木史織によるスピンオフ。

2話で存在が言及されたが、既にジョーカーによって母親と共に殺されている。

映像作品

The New Batman Adventures

直接的な登場は無いが、本作の2代目ロビン:ティム・ドレイクは原書のジェイソンとティムを混ぜた設定となっている。

Batman: The Brave and the Bold

#45にて爆殺後バットマンに抱きかかえられたモニュメント(バットマイトのコレクション展示のような形)で登場。

Batman: Under The Red Hood

原書:UNDER THE HOODのOVA版です。

大まかな筋は原書と同じですが、OVAらしくテンポがよく一部のキャラクター、エピソードが省かれオリジナルシーンの追加があります。

瞳のカラーリングがとても綺麗。OVAでは、ジェイソンは死体をラザラスピッドに入れた事で生き返った。

ヤングジャスティス

S2終盤に登場するが、いつも通り故人で登場は全てホログラムである。

ニンジャバットマン

神風動画制作によるアニメ映画。バットファミリーの一員として虚無僧姿で登場した。

ゲーム

バットマン アーカムナイト

DLCでプレイアブルキャラクターとして操作可能。

インジャスティス2

DCコミックのキャラクターで戦う対戦型格闘ゲーム。プレイアブルキャラクターとして操作可能。

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ジェイソン・トッドの編集履歴

2018/08/02 21:57:39 版

編集者:哉奈+彰

編集内容:リラ前後を区別できる表記を追加。申し訳ありませんが原書と無関係の絵は外させて頂きました。