概要
本名:ティモシー・ジャクソン・ドレイク(Timothy Jackson Drake)
通称:ティム(Tim)
頭髪:黒髪
目:碧眼
身長:167センチ(5'6")
体重:57キロ(125lbs.)
誕生日:7月19日
バットマンのサイドキック、三代目ロビン。初代や二代目と異なり、衣装が半ズボンではない。ティムはティモシーの愛称である。男子高校生としては小柄。
簡単に言えば頭脳派ロビン。孤児となった初代や二代目と異なり、ティム・ドレイクは多国籍企業ドレイク産業の令息と比較的裕福な普通の家庭に生まれて、両親は夫婦仲は悪かったものの愛情にも恵まれていた。作中、両親をそれぞれ犯罪によって殺され、ブルース・ウェインの養子になる。
彼の非凡な点は頭脳明晰で、探偵としての素質に溢れ、少年でありながらバットマンとロビンの正体を突き止めるというゴッサムシティのヴィランたちが成し得なかったことをやってのけた程。五代目ロビンのダミアン・ウェインの登場後は、レッドロビンと改名してヒーロー活動を続けている。
コトブキヤのフィギュア、IKEMENシリーズにおけるキャッチフレーズは「バッドマンに愛を取り戻した男」。
近年バイセクシャルであるという事を公表した。
経歴
多くのゴッサムシティの子供たち同様、ティムは『ダイナミック・デュオ(バットマンとロビン)』の熱狂的なファンだった。
ある日、初代ロビンが4回転サマーソルトを決めたテレビ映像を見て、子供の頃に『フライング・グレイソンズ(空飛ぶグレイソン一家)の事故』の日の公演にブルース・ウェインと同じく偶然観客として居合わせていたことのあるティムはロビンの正体がかつて憧れたサーカス少年ディック・グレイソンであることに気付く。
加えて事件後、天涯孤独の身の上となったディックを引き取ったブルース・ウェインこそがバットマンであると突き止める。
ロビン
時は流れ、バットマンは初代ロビンことディックとコンビを解消後、二代目ロビンのジェイソン・トッドとコンビを組んでいたが彼が非業の死を遂げ、気を病んでいた。
バットマンの活動に深く影響を受けたティム・ドレイクは少年でありながらもディックとブルースにバットマンはロビンが必要だと根気強く説得し、紆余曲折を経て三代目ロビンを襲名する。
ジェイソンの死後、バットマンはもうロビンを持つのをやめると決めていたが、ディックと執事のアルフレッド・ペニーワースの勧めからティムにトレーニングを施す。
その後、ティムの両親が犯罪に巻き込まれヴードゥー教の呪術師に母のジャネットを殺された際はバットマンからジェイソンと同様の不幸が起きるのではと懸念されるも、バットマンがピンチに陥った時にロビンの姿の自分が傷付くのを見ていられないであろう他ならぬバットマンのためを思いスキーウェア姿でスケアクロウに挑み、勝利している。
これを機に、バットマンはティム専用のロビンの衣装を与えた。
ヤングジャスティスとタイタンズ
確執のあったブルースとディックとの間に再び良好な信頼関係を築き、同世代のヒーローであるスーパーボーイやバート・アレンと共にヤングジャスティスを結成、その後ティーンタイタンズに加入し三代目ロビンとしてリーダーを務めていた。
「アイデンティティ・クライシス」で父親のジャックがキャプテン・ブーメランと相討ちで死亡し、父の後妻である理学療法士ダナ・ウィンターズは夫を喪ったショックからブルードヘイブンの診療所で治療中。さらに「インフィニット・クライシス」でスーパーボーイが戦死し、この時に黒と赤をモチーフにした色合いのコスチュームに変更した。
保護者がいないことから歴代ロビンと同様に正式にブルースの養子となった。
スピンオフ
タイニータイタンズ
ティーンタイタンズのメンバーが小学生となった日常を描いた作品。
リル・ゴッサム
バットマン作品に登場するキャラクターが三頭身になった作品。
映像作品
『Superman: The Animated Series』『The New Batman Adventures』
ティムがロビンとして登場しているものの、その出自や後述のジョーカーとの関わりはジェイソン・トッドのものと酷似している。
父親の“シフティー(狡賢い)”スティーブン・ドレイクはトゥーフェイスの下っ端だったが、後に殺された。孤児となったティムは盗みを働きながら生活していたが、バットマンに助けられた後に二代目ロビンとなる。
上述のシリーズの約40年後を描くテリー・マクギニスを主人公とした『Batman Beyond(バットマン・ザ・フューチャー)』、その長編アニメ『蘇ったジョーカー』にも登場。
作中の約40年前にジョーカーに連れ去られ、洗脳を受けて、ジョーカーとハーレイ・クインの養子、ジョーカーJr.(J.J)に仕立て上げられてしまう。バットマンを追いつめるも洗脳から解放されたティムはジョーカーに反撃し、ジョーカーは感電死する。
そして40年後には電気技師となり家庭を築いていたが、ジョーカーによって脳に埋め込まれたチップの影響で、ジョーカーとしての自我が芽生えてしまい新しいバットマンを苦しめる。後に脳のチップは摘出され、焼き払われた。
シーズン2からロビンとして登場。
シーズン1でロビンを務めていたディック・グレイソンはナイトウィングとなっており、ティムは3代目。
神風動画制作によるアニメ映画。レッドロビンのコスチュームを模した忍者姿で登場。
ゲーム
バットマン アーカム・シティ
DLCでプレイアブルキャラクターとして登場。
バットマン アーカム・ナイト
DLCではプレイアブルキャラクターとして登場。なぜか坊主頭。
三代目ロビンであり、元バットガール、現オラクルのバーバラ・ゴードンとは恋人同士。