作品情報
概要
まんがタイムきららで2007年5月号から2010年10月号にかけて連載されていた、けいおん!の派生シリーズで、前作同様かきふらい氏の作品である。
けいおん!およびその続編であるけいおん!College、けいおん!HighSchoolとは世界観を同一とするものの、登場するメンバーや舞台となる高校は前作とは異なる。
本作は前作のけいおん!および続編2作品と同一の世界観となっている。
時系列は劇中の台詞から、第1話および第2話の時点で唯たちが1年生の年の11月(桜高の学園祭が終わって間もない時期)であることがわかっている。
よって、同好会1年生トリオは唯たちと同学年、莉子は曽我部恵と同学年ということになる。
第1話の時点では、具体的な高校名は出ていない。
ただし、紫達が着ている制服のデザインや周囲のモブキャラの状況から、私立の女子校である可能性が高い。また、学食がある。
ストーリー
佐久間紫と清水楓は高校に入学してから帰宅部として過ごし、1年も終わりに近づく11月も最中、桜が丘高校の学園祭で見た軽音部の演奏に強い影響を受け、軽音部に入部しようとするが紫たちの高校には軽音部が存在しなかったのだ。
そんな2人に席を挟まれた澤部真帆は紫の話を受けて、「軽音部は無いが軽音同好会ならある」ことを伝える。
軽音同好会に向かった3人が見たのは佐藤莉子ただ1人だけが在籍する軽音同好会。
元々部員はいたのだが莉子を除いて辞めてしまい、生徒会から部室の明け渡しを要求されていたという。
部室にあったドラムセットに触れた紫は即決で同好会への入部を決める。
こうして紫、楓、真帆、莉子の4人は軽音同好会を再始動させるのであった。
主要キャラクター
紫達の高校には部活動としての軽音部はないが、かろうじて軽音同好会は存在している。
現代表の莉子によると、「以前はメンバーもたくさんいたが、みんな辞めてしまい、ついには自分1人になってしまった」とのこと。その為、生徒会からは部室の立ち退きを迫られていた。
ちなみに、部室にはフルサイズのドラムセットとドラムスティックが置かれており、特に痛んでいるような描写もないので、莉子または別の誰かによって最低限のメンテナンスは行われている模様。
軽音同好会
佐久間紫(さくま ゆかり)
本作の主人公。高校1年生(第1話~)。
桜が丘高校の学園祭で見たバンド(特にドラム)の強い影響を受けて軽音部入部を志す。
一見するとおバカキャラのような性格だがその実は楓に「紫といないと何も出来ないから」と言わしめるほどの世話焼き・秀才キャラ。
清水楓(しみず かえで)
紫の同級生で友人。高校1年生(第1話~)。
紫とは真逆の天然系で寝坊したり、勉強を教えてもらったりとあれこれ面倒を見てもらっている。
学園祭で見たベースに「面白そうだった」という感想を抱くが同好会入部=自分が楽器を演奏するとは考えていなかった。
澤部真帆(さわべ まほ)
紫と楓の同級生。2人の間の席に座っている。高校1年生(第1話~)。
2人に巻き込まれる形で同好会へ出向いたのが運の尽きでそのままメンバーとして加わってしまった。
「真帆ちゃん、私に厳しくない?」と紫が漏らすほど彼女に対するイメージは悪かった。
佐藤莉子(さとう りこ)
主要キャラ唯一の2年生(第1話~)。
ドラム演奏の知識やアドバイスに対する姿勢など同好会の代表を名乗るだけの実力を持ち合わせている。
主要キャラクターの関係者
先生
紫達が職員室で軽音部への入部希望を伝えた先生。
具体的な立場は不明だが、入部希望を伝えていることから、紫達の担任か音楽の教師と思われる。
その他のキャラクター
前作からのゲスト出演キャラなど。
直接ストーリーに関わるわけではないが、本人達の思いも寄らないところで、Shuffle側の登場人物に影響を与えていることも多い。
(名前に関してはShuffle側の台詞に従って表記)
前作「けいおん!」のドラム担当。
Shuffleの主人公 紫がドラムを始めるきっかけを与えた存在。
ただし、本人はそんなこと知る由もない。
楓にベースの魅力を伝えた人物。
もしかしなくても秋山澪。
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