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絶望神アンチホープの編集履歴

2018-09-02 22:51:54 バージョン

絶望神アンチホープ

ぜつぼうしんあんちほーぷ

遊戯王OCGに登場する悪魔族の効果モンスター。

カードテキスト

特殊召喚・効果モンスター

星12/闇属性/悪魔族/攻5000/守5000

このカードは通常召喚できない。

自分フィールドの表側表示のレベル1モンスター4体を

墓地へ送った場合のみ手札・墓地から特殊召喚できる。

(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、

他の自分のモンスターは攻撃できない。

(2):このカードが戦闘を行うバトルステップ中に1度、

自分の墓地のレベル1モンスター1体を除外して発動できる。

このカードはそのダメージステップ終了時まで、

他のカードの効果を受けず、戦闘では破壊されない。


概要

漫画版遊戯王ZEXALラスボスe・ラー切り札にして、「全ての闇と混沌を統べる絶望の化身」。基本ステータスは遊戯王OCGトップタイの攻守5000(史上4体目であり、ドラゴン族以外では初)。ラスボスの切り札に相応しい圧倒的なステータスに加え、「強力な効果」によって遊馬カイト凌牙の三人を追い詰めた。


恐るべきステータスも然る事ながら、漫画版のアンチホープは相手側のエクシーズ召喚を封じる効果を持っており、敵も味方もエクシーズモンスターをエースないし切り札として採用しているデュエリストばかりである遊戯王ZEXALにおいては正に絶望の化身そのものであった。

しかし遊馬はこのモンスターが健在の状態で「エクシーズ召喚を無効化されない」SNo.0ホープ・ゼアルを召喚している。少なくともOCGでは「エクシーズ召喚ができない」状況ではホープ・ゼアルの特殊召喚もエクシーズ召喚である以上不可能であるはずなので、正確には「エクシーズ召喚を無効化し、そのモンスターを破壊する」効果だった可能性がある。いずれにせよ劇中では深くは語られず、他に何らかの効果を持っていたのかも不明のまま倒されてしまった。


さて、そんな絶望神アンチホープがOCG化される事となった。当時はエクシーズモンスターの需要と採用率は極めて高く、原作の効果をそのまま持ってこられればデュエル環境は大きな変革が訪れる可能性があった。登場前にもVジャンプ本誌に「漫画の超絶効果を再現だ!」と紹介され(その時点では効果が伏せられた状態でOCG化されることだけ告知されていた)、多くのデュエリストが期待を寄せていた。しかしその一方で、原作では猛威を振るったカードがOCG化の際に盛大に弱体化された事例がこれまでにも数え切れないほどあったため、その点を不安に思うデュエリストも非常に多かった。



そしていよいよOCGに参戦した絶望神アンチホープは、

なんと漫画版の効果をほぼ完全に取り上げられ、全くの別物と化していた。



エクシーズ召喚の制限などはどこにも記載されておらず、代わりに持たされたのは自軍に悪影響をもたらすデメリット効果使用回数もタイミングも事実上の限界がある不十分な耐性、そして現環境下においてはかなり厳しい召喚条件。この召喚条件ではモンスタートークンを直接使用しての補助ができない。百歩譲って召喚条件は仕方ないにしても、とてもではないが「漫画の超絶効果を再現」できているとは言えないものだったのである。効果についてもほぼOCGオリジナルに等しく、アンチホープ自身の効果というより、アンチホープの召喚に利用された4体の「アンチモンスター」の内の1体の効果の一部分に過ぎず、しかも原作の効果と比べてそれすらも若干ズレている。勿論その名前に反して「希望皇ホープ」に対してのメタカードになっているわけでもない。それどころか希望皇ホープ系のモンスターと相対した場合、戦闘ではともかく効果によって瞬殺される場合も多く、名前負けもいいところというオチまでついてくる始末。これほどの惨状に多くのデュエリストが(別のベクトルで)絶望したのは言うまでもない。一番絶望したのはアンチホープ自身だったかもしれないが。


これだけでも相当なネタ扱いを受けた絶望神アンチホープだが、彼(?)の悲劇はさらに続いた。No98 絶望皇ホープレスの登場である。ホープレスはステータスこそアンチホープには到底及ばないとはいえ、「希望皇ホープ」モンスター全てに対して絶対的に有利な効果を持っている。相手のコントロールする希望皇ホープでも問答無用に奪い取って自分の力に変えてしまう、正真正銘、名実ともに「相手の希望を奪い、失わせる」モンスターなのだ。コイツこそ「アンチホープ」の名を得るべきだった(まぁ「ホープレス」でも十分すぎるくらいに様になっているけど)。


皮肉なことに絶望神アンチホープこそ今一番希望を欲しているモンスターと言っても過言ではない。


あまりにも皮肉すぎたのか、ネタカードしてみれば、融合素材に使えなくもなく、インパクトの強い代物だからか、【ダーク・ガイア】寄りのファンデッキなどに、ごく稀に投入されたこともあった。

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