概要
コレクターズパック-閃光の決闘者編-に登場するOCGオリジナルナンバーズの1体。
テキスト
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/闇属性/戦士族/攻2000/守2500
レベル4モンスター×2
「No.98 絶望皇ホープレス」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分または相手のモンスターの攻撃宣言時、
このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
そのモンスターを守備表示にする。
(2):このカードが墓地に存在する場合、
フィールドの「希望皇ホープ」モンスター1体を対象として発動できる。
このカードを守備表示で特殊召喚し、対象のモンスターを下に重ねてX素材とする。
この効果は相手ターンでも発動できる。
解説
その姿や能力値はNo.39希望皇ホープを強く意識しており、一つ目の効果が攻撃宣言時に自分または相手のモンスターの攻撃を抑制する点で共通している。
二つ目の墓地に存在する時に発動できる希望を奪う効果こそまさに「ホープレス」であろう。しかし蘇生制限を満たして墓地にいる必要があるため、まず1度召喚しなければならない。
存在が筒抜けになれば相手も警戒するので、その存在が抑止力となるか。
【希望皇ホープ】デッキに採用することである程度解消できるが、「希望皇ホープ」に属さないこのカードをわざわざ召喚する意義が無いという欠点もある。
また新マスタールールではエクストラモンスターゾーンに存在する希望皇ホープを素材にすることで、エクストラモンスターゾーンを開ける、という使い方もできる。
余談
遊戯王ZEXAL放送当時から登場を予想されていた「絶望皇」のモンスター。
発表された際はOCGアンチホープが全くホープをアンチできない効果だったこともあり、「アンチホープから戒名すら剥ぎ取るというのか……」などとも言われていた。
しかし後に判明したこのカードの英語名は「Number 98:Antitopian」。アンチまでも奪い取っていた。
(ちなみにアンチホープの英語名は「Dystopia the Despondent」で一応「Utopia」と対にはなっている名前である)
また、「絶望皇」という名でありながら効果がその名とは程遠い守り寄りのものであることから、「相手に絶望を齎す絶望の使者」というよりも、どちらかというと「希望の光が暴走を起こした時に、絶望の闇を以ってそれを鎮める」という、「抑止力」としての役割があるのかもしれない。