「混沌の力纏いて勝利を目指せ!」
「進化した雄姿が今ここに現れる!」
「現れろ、CNo.39 希望皇ホープレイV!」
概要
「STARTER DECK 2013」に同梱されるのスターター強化パックで登場したランク5・光属性・戦士族のエクシーズモンスター。このカードと「RUM-リミテッド・バリアンズ・フォース」は必ず封入されているので、スターターデッキを購入すれば必ず手に入った。
アニメ・『遊戯王ZEXALⅡ』の主人公・九十九遊馬が使用する新エースモンスター。ナンバーズの1体・「No.39希望皇ホープ」がバリアンの力によって更に進化した姿である。
バリアンの力で変化した影響か、金色と白色基調のホープから赤色と黒色へとカラーチェンジし、体格もスマートで鋭角的な姿になり、他のカオスエクシーズモンスター同様に赤紫の禍々しいオーラを纏っている。
「CNo.39希望皇ホープレイ」以上に攻撃的でダークな雰囲気を感じさせるモンスター。
でも他のホープ同様に光属性。どういう…ことだ…。
テキスト
エクシーズ・効果モンスター
ランク5/光属性/戦士族/攻2600/守2000
レベル5モンスター×3
(1):このカードが相手によって破壊された時、自分の墓地のXモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをEXデッキに戻す。
(2):このカードが「希望皇ホープ」モンスターをX素材としている場合、以下の効果を得る。
●1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊し、表側表示モンスターを破壊した場合、その攻撃力分のダメージを相手に与える。
OCG説明
エクシーズ素材としてレベル5のモンスターが3体も必要と、正規の召喚方法では召喚難易度が高い。また、正規では希望皇ホープを素材にすることが出来ない事から、2つ目の効果が使えないため、各RUMを使って場に出す方法が主流となる。
1つ目の効果は地味だがエクシーズモンスターを再度召喚出来るようになるので、結構便利。
相手の行動次第というところが難点なので、この効果は「使えればラッキー」と割り切って、無い物と考えた方がいいだろう。
2つ目の効果は強力無比で、デュエルに決着を付けられるほどの決定力を誇る。
どれほどステータスが高いモンスターだろうと問答無用で破壊し、破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを与えられる。
相手モンスターが強くて厄介なほど効果使用時のバーンダメージ量と相手への精神ダメージ量が増大する。
効果を使った後でもホープレイVは攻撃可能なので、原作のようにバーンダメージの後のダメ押しの一撃で勝利出来ることもありえる。
ただ、「RUM-リミテッド・バリアンズ・フォース」の存在から「ランク5のCNo.」は結構な激戦区となっていて、特に素材関係無しにより強力な除去が使える「CNo.101S・H・DarkKnight」や同じく希望皇ホープを素材に指定し、コンボでの威力が高い「CNo.39希望皇ホープレイ・ヴィクトリー」は比較対象となる。
1つ目の効果からエクストラデッキに残しやすいのを利用して「RUM-千死蛮巧」と組み合わせたり、専用サポートカードである「Vサラマンダー」を使用したりして、これらと差別化を図りたい。
アニメテキスト
エクシーズ・効果モンスター
ランク5/光属性/戦士族/攻2600/守2000
レベル5モンスター×3
このカードは「No.」と名のつくモンスター以外との戦闘では破壊されない。
このカードが「RUM-リミテッド・バリアンズ・フォース」の効果で
ランクアップしてエクシーズ召喚に成功した場合、以下の効果を得る。
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材1つを取り除いて発動する事ができる。
フィールド上に存在するモンスター1体を破壊し、その攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。
アニメでの活躍
遊馬・真月零ペアとバリアンの刺客・ギラグとのデュエルで初登場。
真月から渡された魔法カード・「RUM-リミテッド・バリアンズ・フォース」によってカオスエクシーズチェンジされた。
自身の効果で「CNo.106溶岩掌ジャイアント・ハンド・レッド」を破壊して効果ダメージを与え、追撃の直接攻撃によってギラグのLPを削りきり、デビュー戦で敗北寸前の状況を1体で覆す鮮烈な活躍を見せた。
攻撃名は「ホープ剣・Vの字斬り」。巨大な2本の大剣で相手をVの字を描きながら豪快に叩き斬る。
効果名は「Vブレードシュート」。2本の剣を合体させてブーメランのように投げ対象を破壊する。
アニメ版では前述の通りOCG版の前半の効果がなく、「RUM-リミテッド・バリアンズ・フォース」でランクアップしなければ破壊効果が使えなかった。
その後もしばしばバリアン関係のデュエルで登場し、その力をいかんなく発揮していく。この手の破壊効果はアニメでは決まりにくいのだが、このカードの効果が不発になったことはなかった。
そして真月が自称最強のバリアンベクターに攫われ、それを遊馬は救いに向かう。向かった先でベクターに変わり果てた姿の真月を見せられた遊馬は激昂、このカードをエクシーズ召喚し、ベクターの「No.104仮面魔踏士シャイニング」を破壊。
ベクターの姿もまた消えてしまったかに見えたが……。
その後、ダーク・ゼアルがシャイニングドローの闇版である「ダーク・ドロー」で創造した「DZW (ダーク・ゼアル・ウェポン)-魔装鵺妖衣」を装備し、ベクターの「No.104 仮面魔踏士シャイニング」へ攻撃。
戦闘ダメージを受けたことで魔装鵺妖衣の効果が発動し、さらにベクターの「ハンドレッド・オーバー」が合わさって無限ループが発生。
ホープレイVの攻撃力がどんどん上昇し、どこぞのサイバー流も真っ青の83200までなった。
しかし、悪意の圧倒的な力に溺れたアストラルが暴走するも、遊馬の必死の説得と捨て身の行動によりギリギリでダークゼアルの合体が解け、ターン終了宣言と共に攻撃を中断された。
召喚時には、バリアン側のエクシーズモンスターと同じく扉のような建物の中から登場するという演出がされている。
ちなみにアニメでの最高攻撃力は83200であり、攻撃力∞などの場合を除いた場合での歴代最高攻撃力となっていた。
しかしこの後、この数値は次々に塗り替えられるインフレっぷりを見せる事になる。
余談だが、「Vain」には「無駄な、無益な、無意味な」という意味があり、「Vain hope」という英語は「空頼み」という意味になる。
余談
実はゼアルⅡのOPでの出番は、最後のOPである「Wonder Wings」が初出。
本来なら登場時期の「折れないハート」の時点で出るはずだが、同OPにてトリを飾っていたのはライオ・ホープレイ。ホープレイVが出るまではともかく、出て以降も一切変更が無いままだった。
つまりメタ的な見方をすると、OPに登場しない時点で遊馬の切り札ではなく、何かしらの要因で退場が決まっていたとも考えられる。
このカードの初出である「スターターデッキ2013」のCMでは、遊馬とデュエルするTAKASHIがNo.39希望皇ホープからランクアップさせ、遊馬を倒している。
さらに別のバージョンでは、OKA-SANが使用してTAKASHIを倒している。
ぽっと出の少年に遊馬が負ける展開もさることながら、さらに母親が使って子どもを負かす展開も放映当時は話題になった。
ゼアルⅡ全体でのホープレイVの出番は、最後の遊馬VSアストラル戦を除いて1クールしかない。
この間に出番の要所で上記の効果でフィニッシャーになることも、ダイレクトアタックで勝つこともあり、販促面も勘案すると出番は恵まれていたと言える。
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