概要
MODEL1に続き開発されたセガのアーケードゲーム用基板。MODEL1がポリゴンに直接色をつける程度しか表現力がなかったのに対し、テクスチャマッピング機能を搭載した結果、表現力が格段にアップ。地面や建物、キャラクターの体表面の質感を(当時としては)高いレベルで再現することができるようになった。
一方で、ポリゴンをスムージングするグローシェーディング機能や半透明テクスチャーがないなど、ごく一部の機能はプレイステーションやセガサターンといった当時のスタンダードな家庭用ゲーム機に劣る。
1996年に後継となるMODEL3基板が開発された後もしばらくは同基板を使用した新作がリリースされ続け、90年代におけるセガのアーケード黄金期を支えた。旧式化にともない、セガによるサポートは終了している。
仕様
- CPU:インテルi960(32ビット・25mhz動作)
- GPU:富士通MB86234(30万ポリゴン出力可能)
- RAM:10MB-18MB(基板タイプによって異なる)
- VRAM:6MB-15MB(基板タイプによって異なる)
- サウンド:PCM音源56ch
- エフェクト:フラットシェーディング、テクスチャマッピング