冗談はさておき
アメリカのストックカーレースをモチーフとするカーレースゲーム。1994年稼動開始の時点でバーチャレーシングから引き継ぐレースカーのコクピットを模した筐体を用意し、BGMに歌声を取り入れる(歌っているのはもちろんセガが誇る日本一歌の上手いサラリーマン、光吉猛修氏)というブッとび振り。
単純明快なオーバルコースから極めてテクニカルな市街地コースまで設定され、変速もMTとATが選べるなど思った以上に間口が広く、他車からの追突での加速・車体が壊れてもゲーム続行可能・なんと逆走してもOK(警告音は入るが。それが概要にある叫びである)と「笑いながらも真剣に」走りを極められるレースゲームである。最近の「頭文字D」シリーズにも繋がるシステムをすでにこの時点で築き上げていたあたりがいかにもセガである。
セガサターン・PS3・XBox360と非常に多くの家庭用ゲーム機に移植されている。
続編もリリースされており、セガサターンで発売された「デイトナUSA サーキットエディション」、ナンバリング2作目となる「デイトナUSA2」とマイナーチェンジ版の「デイトナUSA2 パワーエディション」、ドリームキャストで発売された「デイトナUSA2001」がある。日本では稼働しなかったが初代のリメイクである「セガレーシングクラシック」(タイトルがデイトナUSAではないのは大人の事情によるもので後述のタイトルの由来になったデイトナインターナショナルスピードウェイから許諾を得ていなかった。PS3・XBOX360版では許諾を得たためタイトルはそのまま「デイトナUSA」名義となった。)、2017年稼働の続編でタイトルの由来にもなった実在するアメリカのサーキット「デイトナインターナショナルスピードウェイ」も収録された「デイトナチャンピオンシップUSA3」がリリースされている。
関連タグ
リッジレーサー:ライバル作。なんと最新作で光吉氏が歌うというコラボが実現。
名を消した男:第2作目のデイトナUSA2がゲームセンターで遊べる形で家庭用移植が実現(ただし前述の大人の事情でセガレーシングクラシック2名義での収録となっている)。