概要
スーパードンキーコング3でのクレムリン軍団のボスで、同作のラスボス。
クレミス島の古い城に住む科学者。科学技術は素晴らしく、妻の鍋と釜をパーツにして自立型兵器「カオス(Kaos)」を製作するだけでなく、電撃トラップや内部に攻撃システムを据え付けた潜水艦「ノーチラス号(Knautilus)」も造った。
暗躍
ドンキーとディディーを捕らえ、さらに島に住むバナナクイーンおよびバナナバードと呼ばれる鳥達を封印してクレミス島を支配していた。ゆくゆくはカオスによる世界征服をもくろんでいたらしい。
カオスを倒すと現れる。自身は戦わず背中のローターで浮遊しながら、リモコン操作で部屋内に据付けられた電撃トラップなどでディクシー達を攻撃する。
一度倒されても生き延び、「クレマトア島」の地底湖に潜水艦で潜んでいたが、ディクシーらの働きで火山活動が再開。溢れ出すマグマで急上昇した地底湖の水温に耐えきれず浮上した所で彼女らと再戦することとなる。
また負けて、地底湖の温度が変わらず潜水艦にも乗れなくなったクルールは、とにかくクレマトア島から出て、ファンキーの小屋にてホバークラフトを盗みクレミス島のどこかに潜伏しようとする。全てのバナナバード達の祈りでバナナクイーンの封印が解かれ、コング達を背に乗せたバナナクイーンが丁度小屋から出てきたクルールを見つけて、追い回す。クルールはクイーンを振り切れず、卵の殻を被されて逃げられなくなった。
レア社の旧公式サイトによるとキングクルールやキャプテンクルールと同一人物(いずれもキングクルールの変装)という設定だったが、大乱闘スマッシュブラザーズXのフィギュア図鑑ではキングクルールとキャプテンクルールが兄弟という説明がなされている。(ただし、「大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL」では、キングクルールが背中のローターを使用している。)
海外では同一人物の設定のままであり、日本と設定の乖離が生じているものと思われる。
顔をよく見ると、右目だけ血走っているのが分かる(キングクルール、キャプテンクルールは左目が血走っている)。
余談
本編で「カミさんに怒られちまう」という台詞があるが、妻らしき人物は一切登場しない。レア社の旧公式サイトではイギリスのコメディ番組のパロディであることが明かされている。
開発に関わったスタッフ自身も「クルールに妻がいるのかは知らない」とコメントしており、彼が既婚者なのかどうかは不明瞭になっている。
コミカライズ版『ウホウホドンキーくん』では実際に既婚者であるという設定になっている。