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スーパーマリオブラザーズシリーズの第3弾。1988年にファミコンで発売。

前作から大幅にボリュームアップしており、後のマリオシリーズにも大きく影響している。

この作品でしっぽマリオコクッパ7兄弟が初登場した。

後にスーパーマリオコレクションスーパーマリオアドバンス4としてリメイクされている。

新要素

  • 一度スクロールから過ぎた場所も戻ることができるようになった
  • ステージのバリエーションも大幅に増え、単純に左から右へ進んでいく以外のステージも多くなった
  • コース選択制になり、全ステージクリアしなくてもワールドのボスに挑戦することができる
  • ステージによっては複数のクリア条件が設定されるようになった
  • 一部の敵は踏んだ後に一旦持ち上げて、好きなタイミングで蹴っ飛ばすことができるようになった
  • パワーアップアイテムをアイテムとして持ち越せるようになった
  • ステージ以外のミニゲームが追加された
  • ワールド7まではクリアするとピーチ姫が手紙と共に一個だけアイテムを仕送りしてくる上に何かヒントを教えてくれる

各ワールド

本作からワールドごとにテーマが設定されるようになった。

ワールド1 草原の国

ワールド2 砂漠の国

ワールド3 海の国

ワールド4 巨大の国

ワールド5 空の国

ワールド6 氷の国

ワールド7 土管の国

ワールド8 暗黒の国

ワールド9 ワープゾーン(笛でのみ行ける各ワールドに繋がる島)

リメイク版との違い

スーパーマリオコレクションやスーパーマリオアドバンス4ではオリジナル版から変更・追加された部分がある。

  • 進行をセーブすることが可能になった。その為マップ上でストックするアイテムを保持しやすくなっている。ただし、セーブファイルで進行したワールドから自由に選択して開始できるので笛の使い道がオリジナル版に比べて価値が下がった。勿論、笛を大量に持つ事ができるようになっている。
  • ワールド3で舟に乗っている状態で笛を使ってワープゾーンに行ってもきちんと行き先の土管がある列に移動する。
  • ルイージのグラフィックが単なるマリオの色違いではなく面長の顔に変更された。
  • 各ワールドの国の王様が魔法でマリオシリーズのキャラにされている設定となり、ワールド7の土管の国の王様はヨッシーにされている。
  • 一部ステージが修正された。これは不具合防止だとされている。
  • マップ上の土管内ではタイムがカウントされず常に000表記でミスにならないようになっている。
  • コインが$からコインのマークに変わっている。
  • スーパーマリオコレクションだと一人プレイもしくは二人プレイのどちらかで始めてセーブするとそれで固定されてしまい、タイトル画面でプレイ人数の変更ができなくなる(二人プレイの場合は2コン側にコントローラを接続しなかった場合は1コン側でルイージの番でもプレイ可能)。
  • スーパーマリオアドバンス版は全てのステージを一つ残らずクリアするとエンディングテーマが新規のものになる。その場合は本来のエンディングテーマは聞く事ができなくなる。
  • スーパーマリオアドバンス版ではカードe+の専用カードのデータを読み込むと追加ステージや追加アイテムが登場する。なお、WiiUバーチャルコンソール配信版は専用カードのデータが全て収録されている。
  • スーパーマリオコレクションではタイトル画面で二人プレイ専用のBATTLE MODEが追加。マリオブラザーズを協力ではなく対戦に特化したルールになっている。
  • スーパーマリオ以上のパワーアップ状態になっている場合、海外版およびそれ以降のリメイク版ではダメージを受けてもスーパーマリオにパワーダウンが緩和された。くつと各種スーツを併用している場合はくつ→スーツ→スーパーの順にパワーアップが解除され、ちびマリオになるまで3回分の猶予がある。(国内のオリジナル版では一回当たっただけでちびマリオに戻された)

ステージエディットでマリオ3(FC版)の仕様のコースが作れる(通常・水中・砦・飛行船の四種類)。ただし、オリジナル版のように完全にというわけではないが。

また、ゴールはオリジナル版同様だが仕様はやや異なり、同じマークを三つ揃える仕様ではなくなっている。

余談

  • ワールド3の城は日本列島そっくりの島にあり、位置的には京都のあたりにある。ちなみにその王様は何故かマリオと瓜二つである。
  • ファミコン版は内部に没となったミニゲームやステージが存在する。
  • スターを取った際はソニックのようなスピンジャンプができるが、実はこちらがソニックより先。
  • 使うと竜巻に巻き込まれてワープゾーンに行けるアイテムである「笛」は実は初代ゼルダの伝説にあった、ダンジョン間をランダムで移動できる笛が元ネタ。音色も竜巻に巻き込まれるのも全く同じ。
  • 結構忘れられがちだが、今作ではピーチ姫は最初からクッパにさらわれていない。

舞台演劇説

本作は西洋の舞台演劇を意識した演出が多く(リメイク版では開幕のブザーが鳴る)、本作自体が演劇ではないかという説がある。

  • タイトル画面が幕が上がるところから始まり、ピーチ姫救出後に文字通りいったん幕を下した後、カーテンコールのように各ワールドをダイジェストで紹介する。
  • ゴール付近がギザギザの影で覆われており、幕間の様に暗くなりFC版では背景がモノトーンで描かれている。
  • 全体的に背景が書き割りっぽく、空中の足場が上のほうから吊るされていたりネジで留められていたり、影が空中にできているところがあったり、FC版では空に絵が描いてあったりする。
  • OPでマリオが背景の裏側に姿を消して退場する。またゲーム本編でも背景の裏側に入る隠し技が用意されている。

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