「元気とユーモアのない社会に未来はないと私は思っている」
「オールマイトを馬鹿にしているのか?」
プロフィール
個性 | 予知 |
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誕生日 | 1月2日(38歳) |
身長 | 200cm |
好きなもの | オールマイト・ヒーロー |
人物
現役プロヒーロー。細身の長身にメガネ。年齢を感じさせない鋭角的な風貌の男性。緑髪に前髪金メッシュが3本入っているのが特徴。
オールマイトがNo.1ヒーローであった当時、5年ほどブレインとしてサイドキックを務めた経歴を持つ。しかし作中6年前にオールマイトの行く末を巡り対立、コンビを解消。以来、オールマイトとは疎遠となっている。
現在は自身をメインヒーローとするナイトアイ事務所の経営を行いながら、サイドキックにバブルガール、センチピーダーを雇用。通形ミリオ・緑谷出久の校外活動(ヒーローインターン)を引き受けている。
自分にも他人にも厳しく、ストイックな仕事ぶりが有名。その鋭い眼差しは、モニター越しでも見る者をゾワッとさせるほど。
その一方で、仕事においてはユーモアを最も尊重していると語り、生真面目な性格から、事務所内では自他ともにユーモア第一のルールを徹底している。サイドキックには「報告は元気に一息で」と指示したり、それを守れなかった者を『TICKLE HELL』と書かれた強制拘束くすぐりマシンで笑わせるといったギャグ漫画さながらのシュールな一面も。
オールマイトに心の底から心酔しており、コンビを組む以前から彼の重度のファンだった。事務所内には多くのオールマイトグッズが置かれている。その収集の徹底ぶりは、作中で極度のヒーローオタクとして描写される出久も舌を巻くほどである。
彼の前でクオリティの低いオールマイトのモノマネでもしようものなら、ユーモアさのカケラもない顔でブチ切れられることになる。
コンビを解消した後から、『ワン・フォー・オール』の継承者探しに着手しており、自らが育成したミリオこそがオールマイトの後継者に相応しいと考えている。そのため、オールマイトが無個性の出久を継承者に選んだことは、あまり快く思っていない。出久のインターン申し入れを受諾した際にも、終始彼の未熟さを知らしめる厳しい言葉をかけている。
ただ、出久のヒーローとしての資質を1から10まで否定しているわけではなく、彼への評価が辛辣なのは、あくまでも出久を次世代のオールマイト(平和の象徴)として見ているため。
また、出久の見ていない場面では、出久のことを「自分の理解できなかったオールマイトの狂気によく似ている」とも語っており、突き放すような態度で接しつつも、あくまでもオールマイトの意志を尊重しようとする姿勢も見られる。
オールマイトの話によれば、当時サイドキックを取るつもりはなかったオールマイトにその熱意で根負けさせ、サイドキックとして自身を雇わせたという。
ブレイン的なサイドキックという役割から、事件解決後の事後処理や、他ヒーローや警察との提携、更にはオール・フォー・ワンの捜索などの、対外的な事務を引き受けていたと思われる。彼が活動を共にしていたのは、オールマイトがオール・フォー・ワンと対決するまでの全盛期にあたる期間であったため、その仕事量もすさまじいものだっただろう。
個性
個性は予知。一時間の間その人物の取りうる行動を先に"見る"ことができる。(条件は社外秘。)
対象人物の一部に触れ目線を合わせることで発動する。対象人物のすぐ近くの視点から撮ったカメラのフィルムのような形式で、対象の未来の行動を見ることができる。数分後から数年先まで見通すことができるが、遠い未来になるほど予知の誤差が大きくなる。一度発動すれば再使用に24時間のインターバルが必要。
情報源として有能な個性であり、サーはこの個性を使って女児用玩具を購入する死穢八斎會の下っ端の未来を把握。それによって一般には知られてなかった施設の存在やそこへの入り口・入り方、果ては捜索対象の少女の居場所まで捜査してみせた。
また、この個性の副産物として、未来を見続けた彼は相手の動きの予測に非常に長けており、個性を使わずとも敵の動きを読むことで、あたかも「未来が見えているかのような」戦い方をすることができる。
傍目には強力極まりない個性であるが、サー自身にとっては、それと同時に限りなく無力な個性でもある。というのも、彼はこれまで一度として、自分の予知した未来を変化させることができていないのである。
未来視したカメラのフィルムに「別の行動」を挟み込むことで、次に起こる出来事を一時的に遅らせることは可能。しかしどれだけ干渉しても、彼の予知した未来の出来事は確実に起きてしまう。他者の不幸を予知してもそれを回避することは絶対にできず、戦闘で勝つことができない相手は、例え予知を駆使しても絶対に勝つことができない。サー自身はこの現象を「予知することによって、未来を確定してしまう」と自責的に解釈している。
故に、とある人物の見てはいけない未来を見てしまった彼は、それが原因で強力なこの個性を、確信のダメ押しや最後の手段といった限定的な使用に留めている。
コスチューム
白(もしくは薄いグレー)を基調とした金ボタンのシングルスーツに、白いワイシャツ、赤地に白抜き水玉模様のネクタイというデザイン。
多くのヒーローが、自らの個性の補強・補完をヒーローコスチュームに求めるのに対し、彼の個性は目を使用するものであるためか、そういった要素は衣服には見られない。
これは私服も兼ねており、サイドキックのバブルガールからは「今日もまた地味ですねオイ!」と評されていた。
サポートアイテムに『超質押印』という印鑑型の投擲道具を複数持ち歩く。印鑑型にしてるのは自らの姿に合わせるユーモア。左手にストックして右手で投げる。なんと1個5kg!当然ながら、そんな代物を常備携帯し、使用する本人の筋力も並ではなく、作中では投擲により巨漢を一撃で吹き飛ばしている。
相澤の言うように、「一芸だけでヒーローは務まらない」ということがよく分かる。
なお、14巻裏表紙にて、彼の黒髪に白メッシュ(もしくは部分白髪)だと思われていた髪型は、実は緑髪に金メッシュだったことが明らかになり、多くのサー・ナイトアイファンが彼のユーモアに震撼させられた。(主に腹筋を)
おそらく金髪で2本の立ち上がった前髪が特徴的なオールマイトを意識した髪型なのではと察せられるが、眉の色も金(ついでに眼鏡の色も金)であるため、金色の地毛を緑に染めているのではという可能性も考えられる。
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👓⚠️👓⚠️👓⚠️👓⚠️👓⚠️👓ネタバレ注意⚠️👓⚠️👓⚠️👓⚠️👓⚠️👓⚠️👓
死穢八斎會の家宅捜索の際、腹に大穴を開ける怪我を負い、戦闘終了後最寄りの病院へ搬送。
しかし、あまりのダメージに病院側も駆けつけたリカバリーガールも打つ手なし。
壊理も高熱を起こし寝込んでいる上、未だ個性のコントロールができないため頼れなかった。
現状、むしろ生きてるのが不思議なくらいという。
そこでバブルガールがオールマイトを呼び、サイドキックを解消してから実に6年ぶりの再会を果たす。やっと会う気になったのかと嬉しそうに話すサー。
その際、自身の個性による予知の結果、それを変える手段について自身の感覚から話す。
長年変える方法について探ってきたが、今回の事件を通してやっと糸口が見えたらしい。
「自分の望む未来のヴィジョンを強く持つこと」
「複数人でその一つの未来を望むこと」
これらがエネルギーとなり、何かしらのきっかけにそのエネルギーが集約する事で予知は覆すことができるという。
そして他で治療を受けていたミリオが無理を通して到着。
死なないでくれと頼む彼に、心残りを覚えていたサーは個性を使用。(発動はしてないかもしれない)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大丈夫
お前は・・・誰よりも立派なヒーローになっている
この・・・未来だけは・・・変えてはいけないな
だから 笑っていろ
元気とユーモアのない社会に明るい未来はやって来ない
そう自身の弟子に未来を託し、彼はこの世を去って行った。