グランブルーファンタジーの男性主人公グランと十天衆の一人シスのカップリング。
年齢は15歳と19歳という4歳差。
身長は170㎝と174㎝で実はそれほど差がない。
『空の果て』という行き先が同じことからシスを仲間に加えたが、その後シスが会いたいと思っていた騎空士が実はグランの父親であることが判明する。数多いるキャラクターの中で、会いたい人も目的地も一致しており、最後まで旅に同行するつもりがある者は(メインストーリー登場キャラ以外では)あまりいないかと思われる。
父親が旅に出てしまい、グランは幼少期に孤独を感じていた。彼が寂しさを感じている間、シスは彼の父親によって救われ唯一の安寧を手に入れていた。その事でお互いに複雑な感情を抱くこともある。
シスは過去の経験から精神的に非常に脆い面がある。そのため、彼が悩んだり落ち込んだりする度にグランは手を差し伸べたり励ましたりしている。(時たまに仮面も奪う)
グランやその父親の善性に光を見出しており、それを心の拠り所にしているところがある。
当初から「この身をお前に委ねよう」となかなかの重い発言をしているが、シスの超越150まで進めると更に重めの言葉を聞かされる。是非そこまで進めてみて欲しい。
ちなみにシスの本名を知っているのは、一族の者を除けばグランとその父親と演算世界での保護者オロロジャイアのみである。
共に育つ義兄弟ルートが公式で追加され(...and_you)、何かとネタに事欠かない関係。
何故かアイドルも共にこなしており、一緒に歌うパートが多い。
なおグランは本編ではシスを呼び捨て(※選択肢にて)にしているが、GBVSの方では「シスさん」と呼んでいる。
GBVSでの対シス戦の会話は、女性主人公のジータと比較すると性差の影響かグランに対しての方がやや距離が近い(手加減のない)セリフになっている。戦闘後のセリフはどちらが勝っても楽しそうである。
出会い
過去にとある一人の騎空士に救われたシスは、その気配を辿りシェロカルテの店でグランの姿を見つける。
シェロカルテの口からグランが騎空士だと語られると、自分はまだ『あの男』の記憶を浄化できずにいるのかと考える。
何も知らずに天星器『六崩拳』を覚醒させようとする姿に、シスはますますグランと『あの男』の姿を重ねてしまう。
一方のグランたちはシェロカルテの口からカルム一族について聞き出していた。
それは一人の少年によって一夜で滅ぼされてしまった一族。
興味を持ったグランは、シェロカルテらと共に彼らが根城としていた場所を訪れた。
普段は迷うことはない筈のその場所で、一行は探索の最中に迷ってしまった。原因はシスによって誘われていたからだった。
「やはり、お前は『あの男』によく似ている。封じた筈の記憶を呼び覚ますには十分すぎるほどに……」
グランの力にはたして価値があるものか見極めると言い、シスはグランに襲いかかってきた。
勝負を終えると、シスはこの戦いが『天星器』を持つに相応しいか確証を得るために必要だったと言う。
だがすぐにそれは詭弁だと告げ、グランが過去にシスを助けた騎空士によく似ているのだと呟く。
ただ、グランにあの男を重ね、あの頃の安寧を取り戻したかっただけなのかもしれないと。
シスは騎空士に会いたいと思っており、その騎空士の行き先は空の果てだった。
目的地が同じということから、グランはシスを仲間に誘うことにした。
既に一行は彼の過去知っていた。その上で仲間にと誘うグランに対し「俺の闇を知ってなお受け入れる覚悟があると言うのか」と驚く。そして、その姿がますます『あの男』に似ているとも。
「いいだろう、この身をお前に委ねよう」
余談
- 2024年5月に配信されたぐらぶるTVちゃんねるっ!では、小野氏(グラン・ランスロット役)とゲストの山岡氏(マナマル役)が理想の兄・姉エピソードを語っていたが、その際に何故か料理を失敗するシスの姿を想像するグランのイラストが流れていた。
- 2024年6月には『...and_you』の演算世界で保護者となっていたオロロジャイアが実装され、彼(彼女)は現実世界でもグランとシスが共にいる姿を見て喜び涙を浮かべていた。