概要
「仮面ライダーフォーゼ」に登場するホロスコープスの一人、ヴァルゴ・ゾディアーツの能力により繋げられる異空間で、ヴァルゴ曰く「光すら脱出不能な永遠の牢獄」。
ゾディアーツが誕生した際に発生する負のコズミックエナジーを吸収して成長していく謎の空間で、この空間に送られることは死刑宣告に等しい。
この能力を持つ故、ヴァルゴ・ゾディアーツはホロスコープス内では裁判官にして処刑人の立場を確立しており、任務に失敗したホロスコープスや、我望光明の邪魔をする第三者の排除などの役目を務める。
尚、第45話では、ダークネビュラとは上記のものとは全く別のものであることが判明している。
因みに「フォーゼ」のスタッフやキャスト内では、ダークネビュラに送られることを「ネビュられる」と言うらしい。東映の公式ホームページによると、この言葉の発案者は速水校長を演じた天野浩成氏とのこと。
劇中でネビュられ(かけ)た人達
第18話:園田紗理奈。度重なる任務の失敗により、我望の命令でヴァルゴからダークネビュラに送られる。
第28話:鬼島夏児。メテオとの対戦で敗北を喫し、逃げ帰ったところを速水公平の陰謀により、リブラの幻覚能力で以前に学園を調査に来ていた刑事に変身させられる。ヴァルゴは「こいつをダークネビュラに送れ」と速水に言われるままにダークネビュラ送りを敢行した。
第34話:速水公平。京都でのパワースポット破壊の任務自体には成功したものの、フォーゼに敗北。
我望に見限られてダークネビュラ送りにされかけるが、その最中にホロスコープスを発見する超新星「ラプラスの瞳」を会得。
我望にこの能力の有用性を見出され、ギリギリのところでダークネビュラ行きを免れた。
送られる際はこんな感じで、びびりまくって…
こんな感じで生き残ることができた。
しかし……
(ここからはネタバレになるので、この項では割愛)
第40話:杉浦雄太並びに野座間友子。杉浦はヴァルゴに反抗したために処刑として、野座間はヴァルゴの正体を知ったための口封じとして送られる。
第41話:朔田流星。タチバナとの特訓中にタチバナの正体がヴァルゴと判明し、怒りのまま「友子ちゃんを返せ」と逆上して迫ったので邪魔と判断され、ダークネビュラに送られた。
他にも、劇中で表現されていないだけで、もっと多数の人間が犠牲になっているかもしれない。
因みに山田竜守は実際は昏睡状態に陥っただけで済んだのに、公式サイトで「ダークネビュラ送りになった」と誤記されたため、そのように勘違いしている視聴者は多い。
未知なるダークネビュラへの探求
劇中内では一切詳細な設定が明かされていないダークネビュラ。
ユーザー内で様々な憶測が立てられ、実は結構居心地よく暮らしているかもしれないという方向性でネビュられた人達が面白おかしく暮らしている設定が多い。
詳しくは妄想ダークネビュラへ。
真実
ここから先は仮面ライダーフォーゼ第42話以降のネタバレが含まれます。閲覧の際は十分にご注意してスクロールしてご覧ください
実際の所、『ヴァルゴが』ダークネビュラに送った者は存在しない。
全てヴァルゴこと江本州輝のハッタリで、今まで送られたホロスコープスのメンバーや野座間友子達は人工衛星M-BUS内に送られて眠らされていただけである。
また、ヴァルゴ=タチバナ=江本であるため、タチバナが第29話で「仮面ライダーメテオの正体は誰にもばれていない」という旨の発言をし、ヴァルゴがリブラの策略に気づいたのも納得がいく。(メテオの正体を知った鬼島がM-BUS内に送られた≒メテオの正体を知る者はいなくなったため)
ただ、メテオと友子が帰還する描写はあったものの、その直後に江本が死亡したため、残りのホロスコープスメンバーが戻ってきたかは定かではない。
(劇場版ではスコーピオンやキャンサーが出るが、複製スイッチによるエネルギー体であり変身者はいない)
しかし、本編の後日談を記した小説版にて、残りのメンバーはフォーゼとメテオの手によって救出されたことが明かされた。
真のダークネビュラは、ホロスコープススイッチを12個全て揃えることで開くことが可能で、宇宙空間をワープして、プレゼンターの元へ導くことも可能である。
しかしその際、ワープの衝撃で日本が軽く消滅する規模の災害が発生する。
速水=リブラ・ゾディアーツは、我望を守るために自らを盾にし、我望が展開させた真のダークネビュラに吸い込まれ、爆散してしまった…
つまり実質、本物のダークネビュラに送られてしまったのは、速水=リブラ・ゾディアーツのみである。
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仮面ライダードラゴンナイト:負けたライダーは即座に別空間に幽閉されてしまう。