CV:玄田哲章
救世主 龍の神と共に空より現る(青き予言石の内容)
概要
救世主専用魔神。魔神山に住まう魔神鍜冶の間でも伝説の名機とされる。元々はワタルが現生界に於いて図画工作の授業で製作した粘土細工に、龍神池で拾った赤い勾玉を掛けたものが金龍の意思による呼び掛けに応じて勇者の剣を翳し神部界で本物に変化した存在である。
従来の魔神とは違いコックピットは存在せず、胸に内蔵する虹龍球奥深く操縦房と言える虹龍黄金像が鎮座し、その角を握り身振り手振りをしながら動く方法で稼働する。この方法で正確に指示を仰げるが、律儀すぎてボケた行動も取れてしまう。意思そのものは金龍のものであるため、金龍の知識や経験はそのまま龍神丸の知識及び経験となっている。そのためか、創界山各階層の方言をマスターしているという変わった特技を持ち、第二階層のナゴーヤ地方、第四界層のハークダ村、キタホッケードー地方の方言を繰り出して見せたことがある。
内部構造は大元である金龍の骨や筋繊維を加工。一部に他の神部七龍神の四頭五玉(宝玉や骨の欠片、体液)が備えられており、例え機体の一部が欠損しても虹龍球がある限り1日足らずで修復されるなど従来型の魔神と比較しても矢張一線を画している。
操縦者の経験が加算される度に力や技が上昇する能力があり、これを機械的に再現されたのがエクスペリエンスシステム(EXシステム)と呼ばれ、各丸魔神に1基内蔵される。
通常は剣を天へ翳して召喚するが、戦部の血と救世主の魂にしか反応しない(FC版外伝では臨時に主人公を代役にしているが、彼が戦部の血を持っている確証は無いにせよ、動かしている。これはこじつけ的後付け設定とも云える)。
※虹龍黄金像が正式名称で、金龍そのものやオブジェなど資料があるが完全に大間違いである【玩具 重構造龍神丸参照】。
スーパーロボット大戦シリーズでは、『X』『X-Ω』に登場。
『X』ではワタル以外にサブパイロットとして龍神丸自身が登録される。空が飛べず射程もそれほど長くないのが欠点だが、序盤からボスキラーとして高い火力を発揮できる。
なお本作の龍神丸はワタルの出身世界と同じ世界に元々いた勇者特急隊のメンバーのつもりで作られたというクロスオーバーがあるのだが、勇者特急隊と龍神丸では随分とプロポーションに差があることに突っ込んではいけない(龍神丸が密かに突っ込んでくれるので)。
基本データ
全高:3.75m
重量:7.95t
最大出力:52000馬力(81800hp)
最大走速度:832.0km/h
最大飛行速度:なし
装備、各種部位
登龍剣【とうりゅうけん】
モンジャ村の刀鍛冶『夢幻翁』が「奇跡」と謂わしめた銘刀。岩をひとふりで切り裂いても刃零れひとつしない。例え折れても修復可能。
龍導口【ドラゴンエントランス】
ワタルを虹龍球へと導く額。身に付けている赤い勾玉は同じ素材で互いに引かれ呼び合う性質にある。
頭守骨【ヘッドカバー】
虹龍球の知力、体力を各所へ伝達する龍知管用の保護カバー。七龍神一の長寿である青龍の頭蓋でもある。
逆鱗頭【インペリアル・ラス・ヘッド】
激龍の喉元から三番目にある逆さに張り付いた鱗。激龍球の力が低下した歳は龍知管で刺激する事で力は甦るが、叩き過ぎると知力が低下する。
龍爪【ドラゴンクロー】
龍印肩から飛び出す黄金の爪。龍神丸が龍の化身とされる証明のひとつでもある。
龍髪帯【りゅうぜんたい】
内蔵された金龍の髭を帯状に纏めあげボディに這わせている。空気の流れで敵の動きを察知する触覚の役目をしている。
磁力孔【マグネット・フォース】
龍神丸の背部にある秘孔。ワタルの経験値が上昇すると磁力を放ち吸引する力を持たせる。
絹衣防御【シルクスクリーン】
ベルトから薄い結界を発生させ防御する。内部には炎龍拳発射口が内蔵されており、ワタルの経験値がLv2に上昇すると使える。
胸四穴【ブレストホール】
光の矢を放つ飛龍拳発射口。消失すると龍の鱗製の鎖へと変化する。
円滑骨【サスペンション】
水龍の体液を使用した水圧式サスペンション。圧縮空気式には無い乗り心地で、虹龍球に伝達してしまう振動を最小限に抑える働きを持つ。
龍尾足
土、水龍の鼻骨製の爪先。円滑骨の補助機能を持つ。
※玩具【魔神大集合 及び 重構造龍神丸】参照。
技
龍迅拳
龍牙拳
炎龍拳
龍雷拳
飛龍拳
必殺、登龍剣
必殺、弾丸返し
天空龍牙拳
極寒登龍剣
火炎登龍剣
関連タグ
龍王丸 一時的にパワーUpした形態。
空神丸 戦友
戦神丸 戦友
幻神丸 戦友
邪虎丸 好敵手
魔神英雄伝ワタル2 続編。1話のみに登場する。
新星龍神丸 パワーアップ姿
龍星丸 2での最終形態
戦国龍神丸 コミカライズのみ登場。悪の魔神鍛冶が造った模倣(コピー)魔神