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「任天堂の倒し方」
GREEを語る際に、社員が語ったとされる「任天堂の倒し方、知らないでしょ?オレらはもう知ってますよ」が引き合いにだされる事がある。
出典はネットメディアzakzakの記事「任天堂のブランディング戦略 売上高では計れない“強み”」(アーカイブ)である。
ここでは面接の場で家庭用ゲームを作ってきた任天堂を舐めた面接官が発言したと記載されているが、「ある人」から聞いた「言ったそうだ」という伝聞調である。
このエピソードには確証はなく、GREEやその代表的な立場の人物がオフィシャルな場で同様の発言をした事実も確認されていない。
あまりにもインパクトあるワードであった為、2018年2月2日にニンテンドーSWITCHにGREEが参入を発表したニュースが流れた際に「任天堂の倒し方はどうしたんだよw」「任天堂の倒し方は参入してクソゲー連発して内部破壊やるんだなw」といった半ばネタがネット上で飛び交ってしまった。もはや風評被害の域にまでなってしまっている。
なお、この「任天堂の倒し方」の流言はGREE側も知っていたらしく、ついに公式でこの発言を否定した。なんでも最初はただのデマとして忘れ去られるものと思ってはいたが、「面接官が発言した」からいつの間にか「社長が発言した」に変貌していたという。しかも否定するタイミングが取れずにいたとか。
では、何故この「任天堂の倒し方」の流言が現在でも残ってしまったのかについては諸説あるが、最も有力なのは「各社が台頭して大きくソーシャルゲームが話題になっていた頃」のイメージ、すなわちソーシャルゲームバブルの雰囲気があったからである。当時はCMを派手に出していたソーシャルゲーム業界は従来の家庭用ゲーム機を駆逐するとまで言われた程の勢いがあり、企業と場合によっては天狗になっているとさえ見られる事も多々あった。
このワードの最大の特徴はやはり「ゲーム業界老舗の任天堂」の揺るぎない存在であろう。過去にはスクウェアの失言が任天堂の逆鱗に触れた事で任天堂側が数年に渡りスクウェアを断固拒絶した事もあり、老舗の権威の凄さが改めて世に知られていたからである。(詳細→コチラ)
しかし、GREE社長は任天堂のゲーム機で遊んで育った世代であり、むしろ倒す相手どころか敬意さえあるという。いわゆる現在のフェイクニュースによって誤解が広がったという事になる。
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