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雪下の誓い

せっかのちかい

雪下の誓いとは、2017年8月26日に公開された劇場版『プリズマ☆イリヤ』のサブタイトル。

願ったのは、たった1人の少女の幸せ…。

概要

正式タイトルは『Fate/Kaleid liner プリズマ☆イリヤ~雪下の誓い~』

コンプエース』に連載されているひろやまひろし作の同作第3部『プリズマ☆イリヤ ドライ』第7~8巻を原作とした劇場版アニメ。

2016年9月、TVアニメ第4期が終了した直後に制作が告知され、2017年8月26日より公開された。

2018年1月31日にBlu-ray限定版・DVD限定版・Blu-ray通常版の3形態で発売。

内容は、端的に纏めれば『プリズマ☆イリヤ/Zero』と言える過去の物語。

回想形式だった原作とは異なり、終盤までは士郎の視点で進み、美遊がイリヤと出会うシーン(第1期2話のラストシーン)で幕を閉じる。

制作スタッフ

原作ひろやまひろし・TYPE-MOON
監督大沼心
脚本井上堅二・水瀬葉月
キャラクターデザイン平田和也
音楽加藤達也・TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND
音楽制作ランティス
アニメーション制作SILVER LINK.
主題歌ChouCho「kaleidoscope / 薄紅の月」

あらすじ

人類救済のため、願いをかなえる「聖杯」を捜す放浪の旅を続ける衛宮切嗣・士郎父子はひとつの噂を聞き、冬木市にたどりつく。

父子が見たのは巨大クレーターができたことにより滅亡の淵に立つ街の姿と、朔月家に取り残された聖杯のみであった。二人は聖杯を保護、利用方法の模索を始めたのだが・・。

登場人物

養父・切嗣とともに世界各地を旅し、人類救済のため「正義の味方」を志す少年。

冬木市にたどりついた父子は朔月家に取り残された聖杯と遭遇、暮らしていくうち、これまで正しいと考えていた使命と理想に疑問を持ち、「悪」を成すことを決意する。

あらゆる願いを叶える力を持つ「神稚児」の少女。衛宮切嗣に保護され養子となり、士郎の義妹として穏やかに暮らしていたが、存在を知ったエインズワース家に誘拐される。

ルヴィアに保護されて後、彼女の義妹として美遊・エーデルフェルトを名乗る。

衛宮士郎・美遊の養父。

手に入れた聖杯の使用方法を模索するが、志半ばで病死する。

士郎たちが通う穂群原学園高等部の生徒会長で、士郎の親友。

その正体はエインズワース家の魔術師で聖杯の行方を捜しており、美遊が衛宮邸の結界から出たことで存在を察知し襲撃、力ずくで手に入れる。

士郎が所属する弓道部の後輩。言峰に助けられ、失意のうちに帰宅した士郎のもとを訪ねる。

実はエインズワース家から派遣された刺客だったが、一緒に街から逃げようと提案、断られて帰ろうとしたところを士郎ともども新たな刺客に襲われる。

後に悲劇的な姿となって、士郎と再会する。

冬木教会の神父。衛宮家・エインズワース家の事情を知りつつも静観、事態を見守る傍観者。

ジュリアンに襲われた士郎を助け、「正義をなすために聖杯を見捨てるか、それとも聖杯を取るか」との非情な問いを彼に投げかける。

衛宮家に現れたエインズワース家の刺客。正体は桜の兄だったが、自分の名前も思い出せないほど記憶があいまいで、桜は「もうとっくに死んでますから」と語っている。

エインズワース家にとって桜の裏切りは織り込み済みで、彼女に渡したアーチャーのカードはどの英霊にも繋がっていない屑カードだった。

最後は、自分が意思を消されてエインズワース家に利用されていることに気づき、士郎にとどめを刺してもらった。

エインズワース家の刺客。いずれも士郎と対決し、敗れる。

エインズワース家の刺客にしてセイバーのカード使用者。

士郎と対決するも敗れ、ジュリアンの事を頼むと残す。

エインズワース家の刺客。最強のクラスカード、英雄王ギルガメッシュをもって美遊を平行世界に逃がそうとする士郎と対決、後に平行世界に現れる。

逃げ延びた美遊が最初に会い、保護と食べ物を求めた人物。

平行世界で美遊とコンビをくむパートナー。

美遊と友情をはぐくみ、かけがえのない存在となる少女。

イリヤに戦い方を教える人物。ルヴィアの同僚なのだが・・。

関連動画

余談

本作は『Fate/staynight』の平行世界に起きた「別世界の聖杯戦争」を描いており、厳密な意味では直後に第1章が公開された『Heaven's Feel』とは何の繋がりもない。

しかし、何の疑問も持たずに「(世界のための)正義の味方」を志した少年が初めて自我を持ち、理想と決別するストーリーが共通することから本作と対にして見る人も少なくない。

また、上記の通りドライ7~8巻の内容を映像化しているため、魔法少女がラスト付近以外はほぼ登場しない魔法少女アニメ映画というかなりの異色作となっている。

外部リンク

公式サイト

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