ファイナルシグマW(Final Sigma W)は、カプコンから発売されているゲーム「ロックマンX5」のラスボスである。
人物像
零空間ステージ4~生誕~ の最深部にてエックス・ゼロを待ち構える、Dr.ワイリーが作り上げた究極のボディを身に纏ったシグマ。ワイリーが生涯において生み出した様々なオーバーテクノロジーが組み込まれている。
Xシリーズ屈指の巨体を誇り、胸から上だけで画面が埋まってしまう程。また、オープニング・ステージでエックスとゼロが戦ったシグマヘッドは、このファイナルシグマWの頭部の試作型にあたる。
外見はロックマン3に登場したガンマや、ロックマンワールド4に登場したワイリーロボ・アイアンゴーレムに酷似している。
エックス達が来るのが早かったため完成はしていないが、本体から独立している巨大アームから放たれるプラズマチャージショット、イミネントボルト、ブーストフィンガーの攻撃は異常なまでに苛烈。更にライフが減少すると回避困難かつ高威力な武装プレイスメント・サイコ、クラッシュダウン・サイコの使用が解禁。この二つをいかに耐え凌ぐかが攻略の肝と言える。
弱点は額のクリスタル部分。シグマの頭部は画面の上部に位置しており、攻撃を当てる為には攻撃範囲の広い武器を使うか、ジャンプや壁蹴りで接近するなどの手間が必要となる。
また、ワイヤーフレームターンによって、シグマ本体が一時的に別空間へシフト(おそらく『X4』 、『X8』に登場したステージでもあるサイバースペース)させる事で、あらゆる攻撃による損害を完全無効化するという、恐ろしい程の防御機能も持ち合わせている。この機能は、おそらくロックマンシリーズにおいてワイリーが実現させていた「物質転送装置」の技術を応用したものと思われる。
ワイヤーフレームターンを発動させている間はシグマ本体が攻撃できず、また長時間維持し続ける事も不可能なようであるが、攻撃手段の殆どを集約しているアームは本体から独立している為、問題になっているとまでは言えない。おまけにアームは破壊可能でも、幾つもの予備が存在している(呼び出しに少し時間は掛かる)。
使用技
ワイヤーフレームターン
体をプログラム化し、一定時間、無敵状態になる。
ブーストフィンガー
ブースターが備わった両手を飛ばしてくる。
プラズマチャージショット
掌から、紫色の大型プラズマ弾を放つ。
技名の通り、発射される弾はフォースアーマーの同名武器の色違い。
ワイルドリーエネルギー
目から、エックス、ゼロを追跡するエネルギー弾を4発放つ。
イミネントボルト
手から電流を流しつつ、移動させながら迫ってくる。
プレイスメント・サイコ
ライフが減少すると使用してくる技。
紫色の立方体を連続発生させ、エックス、ゼロを取り込もうとする。
攻撃の予兆が読みにくく回避困難なうえ、食らうと大ダメージを受ける。
クラッシュダウン・サイコ
プレイスメント・サイコからの派生技。
一つになった紫色の立方体が、エックス、ゼロを押しつぶそうとする。
攻撃範囲が非常に広く、執拗に連続攻撃してくる上に威力も極めて高い。
弱点武器
エックス:スパイクロープ
ゼロ:双幻夢