CV/堀本等
概要
『仮面ライダーアギト』第45話「奪われた力」、第46話「戦士その絆」に登場するヤマアラシに似た姿を持つエルロードに次ぐ地位と推測される高位の超越生命体にして、劇中に登場する最後の一般ロード怪人。
水のヤマアラシ(液化させる針鼠) という意味のエリキウス・リクォールという個体名を持っており、その名が示すように無数に生えている頭部の針を連射し、命中した人物の細胞膜を水に変質させて液化し分解して殺害する能力を持つ。
また、右腕に携えた“業火のラム・ダオ”と呼ばれ片刃の剣を使って、一刀の元に敵を薙ぎ払う豪快さも併せ持っている。
他のロード怪人たち同様にアギトの力に覚醒する可能性のある人間の始末を担っており、上記の能力で次々に対象者を亡き者にしていた最中で風谷真魚にも目を付けると、ファルコンロード ウォルクリス・ファルコと共に彼女を執拗に追跡。
頭部の針を撃ち込まんとするが、間一髪で駆けつけた津上翔一に命中した為に不発…というよりもアギトを戦闘不能にするという嬉しい誤算に見舞われる。その上木野薫が直前に受けたファルコンロードの攻撃により瀕死の重傷を負わされた状態で翔一の体からエリキウス・リクォールの針を摘出する手術をする事になってしまい、結果的に木野を死に追いやる一因となった。
その後、真魚を追跡していく内にとある廃工場へと彼女を追い詰め、駆けつけたG3-Xを圧倒するなどその戦闘能力の高さを見せ付けるが、手術の成功で一命を取り留めた翔一が駆けつけ、更に翔一、木野、涼が闇の力の青年からアギトの力を奪い返すことに成功した為に形勢は逆転。
最後は3大ライダーたちの必殺技、「アサルトキック(アナザーアギト)」→「ギルスヒールクロウ(ギルス)」→「ライダーキック(アギト)」を立て続けに喰らい爆死するという壮絶な最期を告げた。