ワイヤー・ヘチマールとは、ロックマンX2に登場する8大ボスの一人である。
概要
異名:新緑の小悪魔
シグマの命により気象コントロールセンターを占拠したヘチマ型レプリロイド。
シグマが工場で造ったとも言われており、その意味では人間の目や思惑を離れた
場所で誕生した、言わば生まれながらのイレギュラーと言える。
CPUに支障があるため、知性はほとんど無く性格は至って陽気で無邪気。
しかし、無邪気さ故の残酷さを持っている。
シグマに与えられた遊び場である気象コントロールセンターで天候を気ままに変えて遊んでいる。
アイテム回収に便利かつ攻撃力も実戦レベルと優秀な武器が手に入る事、初見でも比較的見切りやすいアルゴリズムを持つ事から最初に倒すボス候補の一人。
ただし、X2の8ボスは強さのレベルがほぼ横並びであり、他のXシリーズのナンバリング作品の格差と比較すれば彼が飛び抜けて弱いという程でもない。
特に攻撃力倍加後の体当たりは初期エックスの体力の半分を持っていかれるため、初見だと結構面食らう。
ちなみに、ロックマンXシリーズにおける植物系のボスは彼が初となる。
岩本佳浩の漫画のワイヤー・ヘチマール
設定は概ね原作同様。
ただし、シグマの工場で作られたかについては言及されていない。
ダンス好きであり、気象コントロールのスイッチもダンスステージ型にしていた。
エックスと戦って敗北するが、怒りに呑まれてトドメを刺そうとしたエックスをケイン博士が諭し、修理された事で正気に戻った。
ロックマンX2に登場する8ボスの中では唯一の生存者である。
また、ロックマンX4のスプリット・マシュラーム戦において、マシュラームの姿にヘチマールを重ねあわせて、エックスは助けようと試みている。
使用技
ストライクチェーン
リーチの長い鎖鎌で攻撃。
チェーンを振り回してから繰り出すパターン、小さめのモーションかろエックスの高さに合わせて鎖を正面に投げ、そのまま突進してくるパターンがある。
前者のパターンは互いに画面端に居ると届かないが、念の為垂直ジャンプしながら反撃すると安全。
後者のパターンは画面の下半分までのエックスの高さをサーチする。
突進後、ヘチマールの位置が高いほど画面の真ん中に着地してしまうため、なるべくなら地上で誘いたいところ。
ぶら下がり
天井にストライクチェーンを伸ばしぶら下がる。
ぶら下がったあとは、エックスに向かって種をまいてくる。
例え避けても、地面に落ちた種はツルになって、エックスの
移動の邪魔になる。なお、ツルはバスターなどで破壊可能。
昇竜拳の格好の的でもある。
雷撃
体力が一定以下になるとヘチマールが怒り出し、頭部のヘチマが避雷針のようなものに変化し雷を落とす。怒っている間、もしくは雷を落としている間は無敵。
完全に画面端同士、もしくはヘチマールのすぐ近くが安全地帯。
更に、この攻撃を出した後は攻撃力が倍加する。
ジャンプ
ただの移動手段だが、攻撃力倍加後は間違っても喰らわないように。
弱点武器
ソニックスライサー(ソニック・オストリーグから入手可能)
チェーンによる防御を無視して攻撃が可能。
これで攻撃されても怯みモーションを取るだけだが、
この特殊武器でトドメを刺すと胴体が真っ二つになる(チャージだとそうならない)。
また植物モチーフ故か火にも弱く、ラッシングバーナーも2ダメージが入る(通常弾のみ)。
獲得武器
ストライクチェーン
通常:攻撃だけでなく、アイテム回収にも使える電磁波を帯びたワイヤーを放つ。壁に撃ち込んで体を引き寄せ、壁に飛びつく事も出来る。武器ボタンを押している長さで射程も変わる。鎖の部分には攻撃能力が無い。
敵に当てるとすぐに引っ込むため連射も効きやすく、攻撃用としても雑魚戦・ボス戦共に使いやすい万能武器。
チャージ:通常よりさらに長く電磁力(引き寄せる力)が強くなった巨大なワイヤーを放つ。この攻撃で敵を撃破すると必ずアイテムを落とす。
ホイール・アリゲイツが弱点としている他マグネ・ヒャクレッガーにも大きめのダメージを与えられる。
どちらもストライクチェーンが帯びている電磁波に影響されそうではある。
関連イラスト
関連タグ
シザーズ・シュリンプァー・・・・同じく生まれながらのイレギュラー