概要
本来の意味
火災などが原因で炎が激しく燃え上がる様子のことを指す。大体の場合炎上というと自力消火するのが難しい段階であることが多く、場合によっては簡易に鎮火しない状況である場合もある。森林などに燃え広がった場合はニュース沙汰になることも珍しくない。
野球での意味
そこから転じて野球などで一人の投手が大量の得点を取られてしまうことも炎上という。
ネットでの意味
また、ブログやTwitterなどで、批難のコメントなどが集中することも炎上と呼ぶ(所謂ネットスラング。)。近年のネット上ではこちらの使い方が多い。
多くは一般常識や社会通念、モラルに反した行動を自慢げに行って撮影した画像をSNSにあげたり、政治家や芸能人といった著名人のメディアでの言動に対して反感を抱いた人々が、大挙してネット上に批判のコメントを寄せること、またその状態を指す。
炎上を起こしてしまったた場合
長期化する炎上のケースの大半は「明らかな問題行動で炎上を起こした側の初動の問題」にある。
「言い訳ばかりする」「謝罪の意思を一切見せず無視して逃げる」「自分の問題行為について火消し、鎮静化を試みようとする」等々。こうした行動は「責任逃れ」として悪印象を与えるだけであるため、明らかな問題行動により炎上を起こした場合、事が収まるか否かよりもまず、炎上初期の段階で早急に己の非を認め、謝罪し、誠意ある対応を見せなくてはならない。謝る気が更々ないなんてのはもちろん論外だが、誠意を見せようとしても対応が中途半端なままでは結局「責任逃れ」の批判は避けられず、延々と炎上が続くことになってしまう。
炎上させないために、秩序を守った行動をとることが重要である。決してバイト先などでこんな写真とか撮って載せてはいけないのである。
炎上に巻き込まれないために
ネット上の炎上の大部分は、上で述べた通り、被害者本人の言動の悪さに端を欲している場合がほとんどである。
しかしながら、たとえ悪意がなくとも何気なく発した一言の言葉尻をあげつらわれ、実際以上の重大ごとのように見せかけられたうえで炎上を起こされるケースもあるため、真面目に過ごしてさえいればこうしたトラブルを回避できるとは限らない。
こうしたトラブルから身を守るためには、法律や倫理を遵守する、日ごろから良識的で品性ある言動を心掛ける、世間一般に発生する時事的な事件などの出来事に対して適切な知識や理解を持たないままに安易な発言をしないようにする、ROM専にとどめて書き込みをしない……といったことを心掛ける必要がある。
特に、ネットが発達した現代では、誰もが気軽に情報の発信者・発言者となれてしまうため、トラブルを防ぐのはもちろん、情報の発信者としての立場に責任を持つもという観点からも、安易な気持ちで軽々しく書き込むことはは慎まなくてはならない。
炎上時の被害を事前に局限する意味でも、日ごろから愚かな言動は控えるべきである(炎上時に騒いでいる者に過去の言動を掘り起こされて燃料になってしまう為)。
炎上時に騒ぐ者にはフーリガン的に便乗して暴れる者がいる為、余計な隙を見せてはいけない。
悪意的な意図で炎上を起こし人を巻き込んで傷つけることは決して許される行為ではないが、現実にそうした行為も起きる以上、自分の身は自分自身で防衛をしなくてはならないことは頭に入れておくべきである。
誤用
ちなみに間違ってもこう云う意味ではない
※あいまいみーで有名なちょぼらうにょぽみ先生の自宅の樹木が発火した事件。消火が自力であったため非常に苦労した。