概要
アイスケースに入る。
夏場ならきっと涼しい。
想像するだけなら自由。
所詮は可愛い夢のお話。
しかし、事件は起きた。
事件概要
2013年7月某日。コンビニ店従業員(21歳)が店内のアイスクリーム販売ケース内で寝そべる写真をfacebookで公開し大騒動に発展。従業員は解雇され、店も本部からの契約を打ち切られ休業に追い込まれた。その数日後、別のコンビニで客(高校2年)が同じようなことをし、その写真をTwitterで投稿し炎上。上記店舗もそうであったがアイスクリーム類は全て処分され、該当ケースも入れ替えとなった。(※さらにこのあとも似たような事件が続いたが、キリがないため省略する)
この時期に若者層へのSNSが浸透し始めた事による、いわゆるバイトテロやバカッターの先駆けとなった事件であった。(上記の従業員は厳密にはバイトではなくオーナー社員であるが)
ネット上では、「面白いつもりなんだろうけど寒いだけだ」、「こんな行為がクールだと思ったのか」、「頭を冷やして反省しろ」、「ひょうかひょうかw」などの冷ややかな意見で賑わった。
老人が施設に入り、若者がアイスケースに入る時代。頭の痛くなる話である。(キーン)
pixivにおける「アイスケースに入る」
イラスト投稿サイトpixivでは、事件にインスパイアされた作品もある一方、
事件以前に投稿された平和(?)な作品も少なからず存在している。
主なタイプは以下の二通りに分けられる。
- 寝そべりスタイル
- お風呂スタイル
また、事件を伝えるブログ記事の「アイスケースに入るバカ」という見出しから、どうしてもあのキャラや、事件の黒幕という意味でこのキャラを連想してしまう投稿者もチラホラいる模様。
アイスケースには勝てなかったよ…
余談
「人間がアイスケースに入る」という描写は、古くは70年代前半に、漫画『天才バカボン』にて確認することができる。浜岡賢次がこの描写をいたく気に入っている様子で漫画『4年1組起立!』『浦安鉄筋家族』でも同じネタが使われている。というかフグオ一家よ…息子はもとより、責任者張本人である両親まであんなことやってしまって、お前らは商売をなめてるのか?
※フグオ本人はもちろん、両親もあの醜悪な巨体をアイスケースにぴったり納めてしまっていた。
この事件以降、学校や職場内での人材教育の場において、ネットリテラシーに対する教育が大きく取り組まれるようになった。