クラス:バロン
概要
ソフィア国王リマ4世の宰相を務める男性。クーデターを起こしてリマ国王ら王族を手にかけ、リゲル帝国と結託して実権を握っていた。解放軍に参加したアルムが最初に倒すべき敵。
このリマ4世は政治に関心を示さず遊んでばかりの暗君として描かれるが、それはドゼーの甘言に乗せられ政務を丸投げしてしまったためであることが示唆されている。
第1章のソフィア城と、第3章アルムルートで登場。第1章では部下のスレイダーとともに現れるが、スレイダーを倒され撤退。第3章ではマチルダをとらえて処刑しようとしていたが、今度こそ解放軍に討たれた。アルムの正体を知っていたらしく、死に際に悪態をついている。
とまあ、ストーリー上では典型的な中ボスと言った感じではあるが、彼を語る上で外せないことと言えばやはり第1章で対峙する時に所持している「竜の盾」であろう。
この時点、というより作品中でも屈指の性能を誇る盾であり、これによりただでさえ硬いドゼーがさらに硬くなる。
これのせいで第1章でのドゼーは倒すことが不可能…と思いきや外伝・エコーズの仕様により攻撃が当たりさえすれば必ず1ダメージを与えることができるため根気さえあれば撃破することが可能。
さらにこの「竜の盾」はドロップアイテムとして設定されているため慣れたプレイヤーには強奪されてしまうという憂き目にあう。入手出来る数も限られている為、強奪されるのも宿命なのかもしれない。
(しかも、外伝では経験値二倍のイージーモードを設定する事が可能であり、ほこら等でレベル稼ぎを行えば力押しでも倒す事は可能)
ちなみに第1章のドゼーはスレイダーが先に倒されると逃げてしまうため、ドゼーに比べると相当脆いスレイダーをうまく引き離す工夫も必要となる。見事倒すと残されたスレイダーが「そのドゼーは偽物だ」と言い残して撤退する。
Echoes
金髪の髭面に紫の鎧という原作のデザインを踏襲しながら、目つきの悪い肥満漢という、いかにも私腹を肥やす奸臣といった外見へとリメイクされた。
王子や王女を手にかける謀略や、リゲル帝国との内通など、その悪事がより明確に描写された。先述の竜の盾はリゲルの王子ベルクトから授かったものという設定になった。
また、アルムの正体とルドルフの思惑には第1章でフェルナンから話を聞いたことで気が付いている。その後、フェルナンをベルクトに紹介した。
DLC「解放軍の前日譚」においては直接は登場しないものの、クレーベ達の会話から、以前から国王の寵臣として絶大な権勢を誇り、重税を課したり海賊と手を組んだりして私腹を肥やし、民を苦しめていたことが語られている。