概要
声:優希比呂
普段は青い背広姿の会社役員らしい恰好とにこやかな笑顔が特徴の人物だが、性格や口調は礼節ながら慇懃無礼であり、ブンビーには特に態度が厳しい。ただ、ハデーニャだけは苦手で、一度彼女の投げキッスを顔面に受けた(その際、マスクに投げキッスの痕が残った)。
デスパライアへの忠誠心は非常に厚いが、彼女の悲願である不老不死の実現に必要なドリームコレットを手に入れるためなら手段を選ばない冷酷な人物で、部下や同僚すら平気で捨て駒にしたり、自分の意に従わない者に対して秘密裏に消すなど、自分以外の者を出世の為の道具にしか思えず、自分一人だけで十分だと傲慢な性格でもある。
それによりデスパライアの側近になってから結束力がなくなり、ナイトメア全体がおかしくなったとブラッディが彼の暴走を懸念していた。
その反面、アラクネアの意見を取り入れるなど、柔軟な一面を見せた。
失敗を重ねた構成員に彼が最後通告として渡す黒い紙は仮面(コワイナーの仮面を黒くした感じ)に変化し、この仮面をかぶった者は強大な力を得る代わりに自我を失って暴走し、二度と元には戻れなくなる。
知略に長け、あらゆる姿に変身する能力を持っており、傷ついたピンキーに化けてナッツを騙し、パルミエ王国の門を開けさせることでナイトメアの軍勢を招き入れ、王国を崩壊させた。
戦闘能力も高く、ナイトメア本部で彼が戦おうとした際、ブンビーに「本気を出したら本部が壊れる」と止められるほど。戦闘時は異形の魔人(カメレオンがモチーフと思われる)の姿となるほか、この姿にならずとも黒い仮面で暴走したギリンマを抑え込むことが出来る。
こうして、目的の為に同志のブンビーやブラッディをも葬り、何回もプリキュアを絶望の底に叩き落としてきたカワリーノであったが、最終決戦時に当のデスパライアがプリキュア達の説得に応じようとした事、デスパライアがドリームコレットの力で若さを手に入れても心が満たされなかった事・それにより今までの自分の行いが無意味に感じた事に絶望し、その影響で出現した絶望の闇の中から、以前叩き落としたブラッディが出現し、彼に絶望の闇に引きずり込まれて消え去るという、まさに因果な最期を遂げてしまう。
傷ついたピンキーに化けてナッツを騙し、パルミエ王国の門を開けさせることでナイトメアの軍勢を招き入れ、王国を崩壊させた功績により、デスパライアの側近にまで出世した彼であったが、彼女の悲願である不老不死の実現に必要なドリームコレットを手に入れるため、仲間や同僚を道具のように扱い、従業員を徹底的に管理する「目的至上主義」に傾倒した事で、全体の事は何一つ考えず、自分の目的だけを優先して、ナイトメアの結束力を失う事になり、さらにブンビーの部署からカワリーノの部署に変わり、ドリームコレット奪取の任務の権限が移ると次第に、部下や同僚、上司ですら道具のように扱い、最後の手段である最後通告である黒いコワイナーの仮面を支給、時には無理やり被せるなど、平気で切り捨てるようになり、それが後にナイトメアを崩壊に繋がる直接の要因にもなった。
しかし、最後まで諦めず絶望しないプリキュアに憤慨し、希望に興味を抱いたデスパライアの心変わりに絶望してしまい、自ら招き寄せてしまった絶望の闇の中から自らの手で始末したはずのブラッディに引きずり込まれ、永遠の闇へと消えるなど、自らの絶望で消える皮肉な最後であった。
続編の『Yes!プリキュア5GoGo!』には登場しないが、最終回にて彼と瓜二つの人物がブンビーの会社に入社している。ちなみに声優も同じである。
関連イラスト
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関連キャラ
デスパライア:上司
ブンビー:同僚
ジョーカー(プリキュア):所属している組織の幹部を駒扱いし、プリキュアのみならず視聴者にもトラウマを与えた上級幹部繋がり。但しジョーカーの場合は最期もトラウマものだった。