「地獄の手数王、臨獣センチピード拳のカデム!」
CV:下山吉光
概要
この世に蘇ったリンリンシーの1人。普段は四角いズタ袋を被った異様な姿をしている。
ムカデを手本とし、1秒間に何と100発もの光速パンチを叩き込む事ができる臨獣センチピード拳の使い手であり、その事で自らを『光の速さで1秒間に100の突きを繰り出す地獄の手数王』と自称する。
光速拳を100発叩き込むだけが能では無く、如何にも有毒動物のムカデらしく拳に毒を潜ませて相手に回復不能の大ダメージを与える事も可能。更に臨獣センチピード拳を極めた者のみ到達出来る秘伝リンギ「長城鞭」により、ムカデの胴体のような頭部を鞭の如くしならせて相手を攻撃できるのだが、他人に素顔を見られたら行けない決まりでも有るのか、巨大化の際は「俺の顔を見た者は死なねばならぬ」と言い切る始末。
反面、百の拳を極めてスピードを求めた自身は短気な性格になってしまった為、勝負だけでなく何事に対しても結果を急ぐ癖が身に付いてしまった模様。それは口調にも表れており、喋る時も妙にヒステリックである。
好きな食べ物は「小さな虫」で、好きな言葉は『百足の虫は死して倒れず』。
活躍
悲鳴を集めるべく石油コンビナートで破壊活動を開始。逃げ惑う人々を鈍間と称し、通り過ぎるタンクローリーを「遅く見える」と称して拳の連撃で爆破していると、そこへゲキレンジャーの3人が現れ交戦。
五毒拳と理央に敗北する夢を見た所為で萎縮(本人曰く「ウジャウジャ」)しているレッドを真っ先に痛め付けると、止めとして食らったら腫れてしまうムカデの毒を仕込んだ拳による「害毒拳」を放つがブルーが彼を庇って代わりに毒に冒されてしまう。
メンタルで負けているレッドと毒に冒されて動けないブルーと違い、自分の拳に付いて来れたイエローの力を認めると、千拳万打と言う勝負を申し込む。それはダイヤモンドと同じ硬さを持つ巨大な板を挟んで互いに向かい合い、板に向かって拳を打ち合い同じ時間内に少なく打った方に板が倒れると言う物だった。
999回対1000回と僅差でイエローに辛勝したカデムは、そのまま彼女を始末しようとするが頭に被ったズタ袋が風で飛びかけたので咄嗟に抑えようとするが、その隙を突いた彼女の一撃を受けてしまった為、「この続きは、夜明けの海辺でなぁ~っ!!」と言う捨て台詞と共に再度決闘を申し込んで退散する。
そして当日に行われた決闘の方式は「億万掌」。内容は自身の連続パンチとイエローの打打弾との突き比べだが、速さだけで正確性に欠けると言う自身の拳の性質が仇となり、一瞬の隙を衝かれて拳を撃ち込まれてしまう。
イエローとの戦闘で伸伸打を喰らい、更にレツからも「ランの拳は素早いだけじゃない!正確なのさ!カデム、お前は最初から負けていた!」!と指摘されたカデムは逆上。頭巾をかなぐり捨てて顔全体に黒いムカデが巻き付いていると言う何とも醜悪で悍ましい素顔を露わにする。
そして、「俺の顔を見た者は死なねばならぬ!」と邪身豪天変で巨大化。ゲキトージャとの連打比べ、力比べの果てに顔をムカデにしてムチの様に振るい蹂躙する秘伝リンギ「長城鞭」で圧倒。 更に巻きついて拘束するがイエローの「根性~!」の掛け声と共に回転されて振り解かれ、そのままジャイアントスイングを決められた末、止めの大頑頑拳を受け石化し砕け散った。
同時にジャンも「ウジャウジャ消えてサッパリ良い感じ~」、「もう俺、ウジャウジャこわくない!にゃー!」と欣喜雀躍であった。
後にブラコの「真毒」で蘇った際、瞑想中の理央に闇討ちを仕掛けるもあっさりと瞬殺されてしまう。
関連タグ
獅子座のアイオリア:同じく光速パンチの使い手だが、こちらは1秒間に1億発と別次元である。