イピリア
いぴりあ
オーストラリア先住民アボリジニの伝説に登場する精霊。
概要
アボリジニに伝わる、髪と髭を生やした虹色の巨大なヤモリの姿をしている精霊。
沼の底に棲んでおり、一年に一度だけ沼の外に出てきて草と水を腹いっぱい食べ、体内で練り上げたものを空に吹き上げる。
それが雨雲となって乾期を終わらせ、雨季を呼ぶと信じられてきた。
また雷鳴はイピリアの鳴き声であるといわれている。
フィクションでの扱い
一般的にはマイナーな神格であるが、ヤモリの姿をしていることからトカゲ系モンスターやドラゴンとして採用しているロールプレイングゲームやカードゲームがいくつか存在する。