概要
アボリジニに伝わる、髪と髭を生やした虹色の巨大なヤモリの姿をしている水の精霊。
沼の底に棲んでおり、一年に一度だけ沼の外に出てきて草と水を腹いっぱい食べ、体内で練り上げたものを空に吹き上げる。
それが雨雲となって乾期を終わらせ、雨季を呼ぶと信じられてきた。
また雷鳴はイピリアの鳴き声であるといわれている。
イピリアの棲むといわれる沼は聖地として扱われ、乾期が終わらなくなるのを防ぐため、近づくことは禁忌とされた。
現代における扱い
一般的にはマイナーな精霊であるが、ヤモリの姿からトカゲ系モンスターやドラゴンとして採用しているロールプレイングゲームやカードゲームがいくつか存在する。