概要
小田急の車両の1つで、初代は1969年〜2012年まで活躍し、2代目は2019年にデビューする予定となっている。
小田急5000形(初代)
1969年に登場した小田急電鉄の車両。
小田急最後の小田急顔の形式であるものの高速化を意識していたので4000形(初代)や2600形型に比べると前フロントガラスの窪みが小さくなっているのが特徴となっている。
当初は、4両編成から登場させており1970年までに製造された車両は非冷房車としてデビューし、後に冷房化改造された。
1971年から製造された車両は当初から冷房車としてデビューしている。
尚、5051f〜5062fと5063f〜5065fでは網棚の構造が異なっていた。
これは1972年から1975年まで9000形の製造が行われていた為。
その為、後者は2段窓を残しつつも9000形の要素を導入していた。
尚、4両編成は何も側面窓が2段式として落成されている。
そして1978年から製造された6両編成は5200形となり、側面窓も9000形で採用された1段下降式に変更された。
なので小田急最後の小田急顔と同時に1段窓が採用された唯一の小田急顔の形式でもあった。
当初はHゴムを採用されていたが、1982年製造から金属の抑え金に変更され、6両編成20本が製造された。
尚、第五編成である5255fの1号車は5555号車とゾロ目番号になっていた。
内装は当初は椅子は青系、内装は緑と寒色系を採用されていたがリニューアルの際に内装は白に変更され、6両編成は赤色になっている。
Hゴムを採用された編成は金属に変更された、金属の抑え金を採用された車両はドア側に凹ませる構造に変化した。
尚、6両編成の一部車両ではドアチャイムやスタンションポール、車椅子スペースなどが設置されていた。
しかし、経年劣化に勝てず3000型や4000形(2代)導入に次第に廃車となり、5255f、5256f、5258fが4両化され、廃車が次第に進んでいた。
そして2012年に5200形は5255fが営業運転終了し、5000形も5063fが終了した事で5000型は完全に姿を消した。
尚、5000形、5200形が引退後は全ての車両が解体され現存しない状況となった。
尚、当初は4000型の次に置き換えの予定だったが9000形の部品問題や老朽化から9000型の置き換えが優先された。
小田急5000形(2代)
2019年からデビューする小田急の新型車両。
車両はE235系をベースとしており、小田急で初めて防犯カメラ搭載車両が設置される。
複々線と代々木八幡駅のホーム10両化が完成した事で10両編成の増備の為に2019年度には10両編成1本、2020年度には10両編成5本が製造される予定。
小田急としては1000形以来の拡幅車両となる。
関連項目
小田急電鉄 1000形・小田急1000形 2000形・小田急2000形 3000形・小田急3000形 4000形・小田急4000形 8000形・小田急8000形 9000形・小田急9000形