「結局何一つ得ることはなかったらしいな。ブラム、ザマァ」
「君の愛しい愛しい義妹だとも」
概要
CV:水瀬いのり
義兄であるケイネス・エルメロイ・アーチボルトの死後、アーチボルト家の当主となった魔術師の少女。
ケイネスの存命時には継承者としては末席にすぎなかったがケイネスの死後傾いたアーチボルトを、ウェイバー・ベルベットに担ぎ上げられる形で当主となりお家騒動を彼と共に潜り抜け、家を建て直すことに成功する。
その後はウェイバーにアーチボルトを建て直した功績と感謝からロード・エルメロイⅡ世の称号を与えるという形で「もとはと言えばあなたが悪いんだから私に従いなさい」といった感じで縛り付けた。
月霊髄液を改良進化させたメイドゴーレム、トリムマウを使い魔として従えている。
人物
美しい金髪のロングヘアーに空色の瞳を持った愛らしい少女。
その実態は、自他ともに認める性格の悪さを潜ませた悪魔的令嬢。この性格の悪さで幼いころから陰謀渦巻く時計塔を渡ってきたとか。
エルメロイⅡ世にはたびたび無理難題を持ち込み、彼からは「胃を壊す悪魔」と呼ばれている。
ただ彼の事は義兄として気に入ってるらしく弄り倒しながらも懐いている。
魔術師としての能力は今のところ不明だが、エルメロイ当主に相応しい程度の魔力回路は持っている模様。魔眼持ちであるらしく、発動時には瞳の色が緋色へと変化する。
ケイネスの死後色々あったらしくケイネスの婚約者の実家であるソフィアリ家を嫌っている。
好きなバンドはレッド・ツェッペリン。
登場作品
聖杯大戦で苦労するエルメロイⅡ世をいじり倒す。
メインキャラクター。稀に狂言回し。
義妹として、教え子として、雇い主として、エルメロイⅡ世を弄り倒す。
真じろう氏による漫画版の後日談エピソードにて、ウェイバーにエルメロイの名を与え縛り付ける役回りで登場。幼童だが小悪魔な性格はこの頃には完成されている。
コラボイベント「レディ・ライネスの事件簿」にて登場。三国志の軍師司馬懿を憑依させた疑似サーヴァントとして主人公と共に特異点の謎解きを行う。
詳細は司馬懿(Fate)を参照。
関連人物
義兄。よくからかっているが、なんだかんだで慕っている。
義兄の内弟子。ライネスの難儀な性格もあり、知り合い以上友達未満な関係。
アーチボルト家の先代。義兄で叔父。だいたいコイツのせい。
メイドゴーレム。自身の従者であり、苦楽を共にした信頼できるパートナー。
義兄の教え子。面白いがやや鬱陶しい。
12の君主「アニムスフィア」の娘。個人的興味と利益を兼ね合わせた「お友達」。
余談
最初に存在が言及されたのは現在では入手困難のキャラクターマテリアルの「ロード・エルメロイⅡ世」の項目。名前の設定もなく末席の少女とだけ呼ばれており「もとを正せばおまえが悪いんだから一生私に仕えよ」という文章は短いながらもファンの琴線に触れたのかエルメロイⅡ世の出る二次創作等では(キャラクターを妄想して)登場することも多かった。
その後長い間放置されていたのだが、「Fate/Apocrypha」にてイラストと共に公式作品に初登場を果たし、「ロード・エルメロイⅡ世の事件簿」ではメインキャラクターに抜擢されている。