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Bリーグの編集履歴

2019-05-17 07:21:47 バージョン

Bリーグ

びーりーぐ

Bリーグは、新たに創設された日本の男子プロバスケットボールリーグの通称。正式名は「ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ」。

発足までの経緯

これまで、日本における男子バスケットボールのトップリーグは、実業団チーム中心の日本リーグだった。しかし、2005年4月14日にアルビBBが同じくプロ化のために日本バスケット協会からの脱退を表明したさいたまブロンコスとともにプロ化を目標としたbjリーグ(後にターキッシュエアラインbjリーグ(TKbjリーグ)に改称)を発足し、国内に2つのリーグが存在することになった。

そこで、日本バスケットボール協会(JBA)は両チームの統一を目指して、2013年に新リーグNBLを発足するが、bjリーグ側は「実業団チームが所属しているのは、プロチームとは言えない」と新リーグ合流を拒否し、分裂は解消されなかった。同年12月、事態を重く見た国際バスケットボール連盟(FIBA)は、リーグ分裂はファンの拡大や競技レベル向上の妨げとなり、解消できない原因はJBAの組織運営に問題があるからだとして、分裂解消と組織運営の改善を求め、国際試合の出場制限や、東京オリンピックへの開催国枠出場の適用除外もあり得るとも言及した。

これを受け、JBAは2014年2月に改革委員会の設置と、新たなプロリーグの発足を決定した。しかし、進展が見られなかったため、FIBAは同年4月、JBAに10月末までに方向性が示さなければ、資格停止処分の可能性もある最後通告を出した。6月、JBA・NBL・bjリーグの三者で統一プロリーグの設立に向けた話し合いを行うと発表、翌月に統一プロリーグ推進会議の発足が決定された。しかし、企業チームの多いNBLから「企業名を排除することは好ましくない」と反発し、結局期限までに方向性を示すことが事実上不可能になり、11月、FIBAはJBAに対し無期限の資格停止処分を科した。この処分は男子代表だけでなく、無関係の女子代表やユースチームも対象に含まれていて、全てのバスケットボール日本代表が国際試合に出場できないほか、リオデジャネイロオリンピックの予選にも出場できないという異常事態に陥ってしまう。

2015年1月28日、FIBAはJリーグを創設にあたった川淵三郎をトップに、作業チーム「タスクフォース」を発足。チーム主導で改革と統合リーグの検討を進め、4月にBリーグは発足され、2016年9月22日開幕戦を迎えた。


なぜ2つリーグがあったか

当初日本初のプロチームになったのはアルビレックスBB

プロチームということはつまり、チーム自らの収入でチームを運営するという話につながるため、基本、バスケをやるためのお金をバスケで稼ぐしかないというのに、試合などで得た稼ぎをみんなリーグが持っていってしまう。というのも、基本、日本のバスケットボールというものはアマチュアの世界であるため、興行でお金を稼ぐというシステムになっておらず、プロチームなのに興行権を持っていない、そのためプロチームなのに興行でお金を稼ぐというシステムになっておらずスポンサーも撤退したためスッカラカンになってしまった。

実際、実業団のあるチームは大企業がバックについているため稼ぎを持っていかれてもどうってことないがそんなもんが無いチームはどうしようもない。

という訳で逃げなきゃ死ぬという状況の中脱退を表明しさいたまブロンコスととも新リーグを立てるのは当たり前だった。


断絶

こういった動きを見せる中で、2005年にJBAはアルビレックスBBとさいたまブロンコスに歯向かった仕打ちとして、bjリーグへの審判の派遣を禁止し、bjリーグ所属選手の日本代表選出を禁止。さらには、bjリーグに行った選手との接見すら禁止。つまり挨拶も禁止で、破ったら追放というものだった。しかし各都道府県のバスケットボール協会はこの通達を見事に無視した。

そしてそのおかげで2006年に行われたFIBAバスケットボール世界選手権日本大会において赤字が13億円に上り、評議委員会で内紛に発展するなど、JBAが醜態を晒し経営が破綻寸前になる様をbjリーグは高みの見物をし、その後の統合に繋がるのだから世の中は面白い。


試合方式

1部リーグの「B1」、2部リーグの「B2」ともに18チームが所属する。両リーグとも、チームが本拠地を置く地域ごとに、「東地区」「中地区」「西地区」の3つに分かれ、同じ地区のチーム同士で36試合、さらに別の2つの地区のチームとそれぞれ12試合ずつ戦い、計60試合行う。

そして、各地区の勝率上位の2チームずつと、残りチームの勝率上位の2チームずつの計8チームが、チャンんえピオンシップと呼ばれる決勝トーナメントに進み、優勝を目指す。

また、B1勝率下位の4チームは残留をかけたプレーオフを行い、このうち下位2位のチームがB2に自動的に降格し、下位3位のチームは入れ替え戦を行う。


クラブ名

クラブ名は、地域に根差したスポーツクラブを目指すという理念から、一定のルールを設けている。


チーム名

  • クラブの公式サイト、印刷物等で使用。
  • 企業名は入れられる。(※前シーズンに企業名が入っている場合に限る)

呼称

  • Bリーグ公式サイト、印刷物等で使用。
  • 地域名+愛称または愛称+地域名とすること。
  • 企業名は入れてはならない。

クラブ一覧(2019年現在)

※2015-16所属は2015-16シーズン(NBLNBDLおよびTKbjリーグにおける最後のシーズン)時点での所属先。

B1

東地区

チーム名略称2017-18所属ホームタウン2015-16所属備考
レバンガ北海道北海道B1東北海道札幌市NBL
秋田ノーザンハピネッツ秋田B2東秋田県秋田市TKbjリーグ
栃木ブレックス栃木B1東栃木県宇都宮市NBL
千葉ジェッツ千葉B1東千葉県船橋市NBL
アルバルク東京A東京B1東東京都渋谷区NBL
サンロッカーズ渋谷SR渋谷B1東東京都渋谷区NBL

中地区

川崎ブレイブサンダース川崎B1東神奈川県川崎市NBL
横浜ビー・コルセアーズ横浜B1中神奈川県横浜市NBL
新潟アルビレックスBB新潟B1中新潟県長岡市TKbjリーグ
富山グラウジーズ富山B1中富山県富山市TKbjリーグ
三遠ネオフェニックス三遠B1中愛知県豊橋市TKbjリーグ
シーホース三河三河B1中愛知県刈谷市NBL

西地区

名古屋ダイヤモンドドルフィンズ名古屋DB1中愛知県名古屋市NBL
滋賀レイクスターズ滋賀B1西滋賀県大津市TKbjリーグ
京都ハンナリーズ京都B1西京都府京都市TKbjリーグ
大阪エヴェッサ大阪B1西大阪府大阪市TKbjリーグ
ライジングゼファー福岡B2西福岡福岡県福岡市TKbjリーグ
琉球ゴールデンキングス琉球B1西沖縄県沖縄市TKbjリーグ

B2

東地区

青森ワッツ青森B2東青森県青森市TKbjリーグ
仙台89ERS仙台B2東宮城県仙台市TKbjリーグ
山形ワイヴァンズ山形B2東山形県天童市NBDL
福島ファイヤーボンズB2東福島福島県郡山市TKbjリーグ
茨城ロボッツ茨城B2中茨城県水戸市NBDL
群馬クレインサンダーズ群馬B2中群馬県前橋市TKbjリーグ

中地区

アースフレンズ東京Z東京ZB2中東京都大田区B2中
八王子トレインズ八王子B3東京都八王子市NBDL
金沢武士団金沢B2中石川県金沢市TKbjリーグ
信州ブレイブウォリアーズ信州B2中長野県千曲市TKbjリーグ
ファイティングイーグルス名古屋FE名古屋B2中愛知県名古屋市NBDL
西宮ストークス西宮B1西兵庫県西宮市NBL

西地区

バンビシャス奈良奈良B2西奈良県奈良市TKbjリーグ
島根スサノオマジック島根B1西島根県松江市TKbjリーグ
広島ドラゴンフライズ広島B2西広島県広島市NBL
香川ファイブアローズ香川B2西香川県高松市TKbjリーグ
愛媛オレンジバイキングスB2西愛媛愛媛県松山市TKbjリーグ
熊本ヴォルターズ熊本B2西熊本県熊本市NBL

準加盟クラブ

準加盟クラブは翌シーズンのBリーグクラブライセンスの申請が可能になる。なお現在は3部に相当するB3リーグに参加。

ブロックチーム名略称ホームタウン承認年度2015-16所属備考
東北岩手ビッグブルズ岩手岩手県盛岡市2018-19TKbjリーグ2016-17はB2東地区。
関東埼玉ブロンコス埼玉埼玉県2016-17TKbjリーグ
関東大塚商会越谷アルファーズ越谷埼玉県越谷市2018-19NBDL
関東東京エクセレンス東京EX東京都板橋区2017-18NBDL2016-17はB2中地区。
九州鹿児島レブナイズ鹿児島鹿児島県鹿児島市2017-18NBDL2016-17はB2西地区。

※2019年、B3リーグ1位の東京EXとリーグ2位で入替え戦に勝利した越谷がB2昇格決定した。(八王子は降格)⇒公式サイトより。



承認されなかったチーム

ブロックチーム名ホームタウン2015-16所属備考
近畿和歌山トライアンズ和歌山県なし※「クラブが実質的に存在していない」と判断されたため入会不可、現在は地域リーグ所属
中国広島ライトニング広島県TKbjリーグ広島県バスケットボール協会からの支援文書の提出がないため入会不可、その後クラブは活動休止。

※和歌山トライアンズは2014-15シーズンまではNBLに所属していたが、2015-16シーズンへの参加を拒否された。



外部リンク

公式サイト

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