概要
デビルガンダムコロニーに進入したシャッフル同盟を迎え撃つために、ウルベ・イシカワがコロニー動力炉をDG細胞で変異させ完成させた機体。
その外見はグランドガンダムの胴体をベースとして、頭部にマスターガンダムの上半身、背部にガンダムヘブンズソードの翼と爪、尻尾にウォルターガンダムという、ほとんどデビルガンダム四天王のキメラのようなものとなっている。
武装も四天王のそれを継承しており、圧倒的なパワーでシャッフル同盟を苦しめるも、合体攻撃「シャッフル同盟拳」を受け大破、ウルベもDG細胞に冒されきって消滅する。
しかし機体そのものは、DG細胞の自己再生能力によってゾンビのような姿になり、なおもシャッフル同盟に攻撃を続けていた。
大義もなくウルベのおごりとナルシシズムと私怨で作り上げられ、破壊されても往生際悪く再生する姿は、作品中最も醜悪な「ガンダム」とはいえないだろうか。
ゲーム
『スーパーロボット大戦』シリーズでは、『Gガンダム』が参戦するゲームには大抵登場している。パイロットは原作同様ウルベであることが多いが、作品によってはウルベが登場しないため、ウォン・ユンファが乗っていたこともある。
『ガンダムブレイカー』ではフェーズ4のボス、つまり第一章のラスボスを務めており、最初はダークネスショット、ウォルターテイル、薙ぎ払いビームだけだが一定ダメージを与えるごとに、ヘブンズダート&グランドボンバー、そして最後にはグランドサンダーまで使い始め、嵐のような波状攻撃を仕掛けてくる。
自分からEXアクションなどで無敵時間を作らないと回避できない攻撃もあるので最後まで油断ができないボスとなっている。
以前海外を中心に発売されたフィギュア「MS・イン・アクション」ではDG四天王を4体すべて集め合体させると完成する、というギミックがあった。作品中の完全再現は不可能ではあったもののぱっと見のイメージはかなりそれらしいものになっていた。