原因
頻繁に起きるのは春と秋だが、年がら年中悩まされている人もいる。
おもにスギ、ブタクサ、マツ、ヒノキなどで、日本で一番多いのがスギ花粉である。北海道ではシラカバ花粉症もかなり多い。
原因となる花粉を出す植物は昔からあったのに、近年増加している理由は不明確な点が多いが大気汚染の増加(特にディーゼルエンジンの排気ガス)や寄生虫感染の減少などが関係しているのではないかという推測がある。
pixivにおいては症状に苦しんでいるキャラ或いはキャラにマスクにサングラスをしているイラスト。極端な例だが防塵・防毒マスクを着用しているイラストが多数を占めている
症状
以下におもな症状について記入する。症状は人によって千差万別である。
耳鼻科系
上3つが一般の人でも知られる三大症状
- 中耳炎・・・合併症によるもの
- のどのかゆみ・・・あまり無い
- 副鼻腔炎(蓄膿:ちくのう)・・・合併症によるもの
- 鼻血・・・子どもに多い
- 喘息・・・頻度は低いが喘息持ちだと発作が起きる
- 咳・・・まれによくあるがひどくなると呼吸すらしんどくなることもある
眼科系
- 目のかゆみ
- 充血
- 結膜炎
- 涙目
以上が代表的な症状だが、ひどい目脂が出たり
目が開けにくい事態になったら重度の症状の可能性があるため受診をしよう
その他
- 消化器症状・・・花粉が口から入ったり花粉が含まれた鼻水を飲み込んでしまうと下痢や吐き気などを引き起こす
- 頭痛や倦怠感・・・ひどくなると鬱になることもある
- 発熱・・・アレルギー体質の人だとまれに、38℃以上の高熱または37℃代前半の微熱が数日間続くことも
- 不眠症・・・鼻づまりによって、呼吸が厳しくなり結果、眠れなくなる。
もちろん、睡眠不足になるためその状態で運転等をすると事故の原因になる
鼻腔拡張パット(ブリーズライトなど)を使えば、改善はできるが…
なお、その他の症状は発症自体はごく稀だが即座の診察が必要な症例のため、もしその症状が出たら速やかに病院へ行くこと
治療法と予防法
基本的には対症療法(症状に対し治療をする)か免疫療法(予防接種に近い方法)のみである。
その対症療法も人や症状によって千差万別で、人が使わなくなった抗アレルギー剤を飲んでも効かなくなるばかりか、まれに劇症を伴う副作用が出ることもあるので、
まずは耳鼻科で診察を受けよう。
目の症状は眼科で
最近は、アレルギー科と呼ばれる診療科もあるので近くの病院にその科があれば行くべし。
また、どうしても分からない場合は内科などの総合診療科へ
最近になって発症した方は、アレルギー検査を受けることをお勧めする(お金との相談ではあるが)
予防法
そもそも、花粉症はアレルギー反応ゆえに予防方法があまり無い。強いてあげるとすれば、
これらが妥当である。
ただし、あまりにも重装過ぎると、不審者と間違われて警察へ通報されたり、あるいは職務質問される恐れもある為、ほどほどに・・・
特に花粉症が酷い人は、避暑ならぬ「避粉」のため花粉症シーズンはスギやヒノキの分布しない沖縄などで過ごすという人もいる。
関連タグ
アレルギー・・・医学的に花粉症はアレルギー性鼻炎系統のこと
白血球・・・このうち、好酸球がアレルギーの値を示唆する
風邪・・・耳鼻科系のアレルギー症状を持っている方は特に注意
症状が合併して最悪な場合入院治療か良くても1週間毎の通院になることも