「人間が傲慢なのは、自然は人間の支配下にあり、その逆ではないと考えている点だ」
演:渡辺謙
概要
研究機関MONARCH(モナーク)に所属する生物学者で、放射線が生物に与える影響について研究しており、ゴジラやMUTOの存在も認知していた。父親を広島への原爆投下により失っており(後述する漫画版の展開から、直接の被爆により死亡したわけではなく、後遺症が原因だったようだ)、米軍がゴジラとMUTOを掃討するために核ミサイルを使用することを決断した際には強く反対した。
一連の事件を通してゴジラに対して特別な感情を抱いたのか、MUTOとの決戦を見届けた後、去っていくゴジラをどこか寂しげな笑顔で見送っていた。
続編である『GODZILLA: King of the Monsters』にも引き続き登場する。
余談
- 名字の「芹沢」は、初代『ゴジラ』に登場する芹沢大助博士に由来する。ただし、2014年版での立ち位置はどちらかといえば山根恭平博士に近かった。
- 下の名前の「猪四郎」は昭和シリーズで監督を務めた本多猪四郎に由来する。なお、渡辺は最初、この事を全く知らず、「いしろう」という名も「いちろう」の誤植かと思ったと語っている。
- 前日譚である『GODZILLA AWAKENING』によると、猪四郎の父親・芹沢英二(こちらの由来は当然円谷英二。)も研究者であり、MONARCH創設時のメンバーの1人であった。父はゴジラおよびシノムラに関する研究を行っており、猪四郎は父の遺志を継いで研究を始めたようである。
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