CV:小形満
概要
主人公・星奈ひかる父方の祖父。
基本的に真面目だが、やや行き過ぎているまでに厳格な性格で、それ故に自分の古格な価値観を他者に押し付けてしまう傾向がある。孫娘のひかるに対しても必要以上に厳しい態度をとっており、朝の挨拶も「おはよ~!」などと軽いノリというだけで不快感を示し、わざわざ「おはようございます」と言い直させる程。
現実主義で安定な人生こそ良しとする考えから、それとは対照的と言える夢を追い求めようとする考えに対する偏見が非常に強く、星座や宇宙に熱中するひかるの趣味も良く思っておらず、対照的に寛容な妻の陽子に対して「お前も甘いな」と苦言を呈している。
空見遼太郎とは旧知の仲で、互いに「遼ちゃん」・「春ちゃん」と呼んでいる事から幼馴染みである模様。
安定を捨てて外国へ旅立ってしまった上に、殆どの月日を趣味を兼ねた仕事に費やして帰ってこない奔放な息子の陽一に対し、「育て方に問題があった」と嘆くまでに一方的な失望を抱いており、七夕の日に再会した時にも、ろくに口を利かず嫌悪感を見せていた。
しかし、その根底には輝美とひかるに寂しい思いをさせているのではと言う彼女たちに対する心配から来る負い目もあるようで、単純に価値観の相違による嫌悪だけではなく、娘と孫を思いやる親心も秘めている。
息子と一緒に過ごすのが嫌であった事から、家から抜け出てしまい、それをテンジョウに付け込まれてノットレイにされてしまうが、プリキュア達によって救われた。
そこへやって来た陽一からプリキュアたちが身を隠したので、プリキュアたちに代わって陽一に介抱されることに。当初は口を利くのも肩を貸されるのも拒んでいたが、さすがに一度怪人化した疲労は尋常ではなく、結局陽一の肩を借りて帰った。
安定しない仕事をしてはいても頼り甲斐はある息子の姿を見て「育て方に問題があった」という考えを思い直し、また夜のバーベキューパーティでララから「父親と一緒にいるひかるの姿が楽しそう」と諭された結果、多少は態度が軟化。翌日の旅立ちを僅かだが見送っている。
余談
プリキュアシリーズにおいて主人公の祖父に当たる人物としては珍しく健在な上(どういうわけか既に亡くなっているパターンが多く健在なのは坂東宗吉以来)、配偶者と共に登場するのはシリーズ初。