蒸気とは
概要
物質が液体や固体の状態から蒸発したり昇華したりして気体になったもので、常温では気体でない物質が気体になっている状態が「蒸気」である。
基本的に「気体」と同じ意味で使われているが、厳密にはその物質の臨界温度以下にあり、圧縮によって液化しうる気体の状態を「蒸気」と呼び、それ以上の温度にある場合を「気体」と呼んで区別する。
日本では、「水蒸気(Steam / 気体」のH2O)」の略語として用いられる事が多い。
蒸気機関が全盛だった頃は、「蒸気」と言えば動力源のことであったが、現在の用途では加熱源としてが多い。
海上自衛隊では旧海軍時代の伝統を引き継いでか、現代でも水上艦艇では蒸気を調理熱源に用いている。
創作等で自衛隊艦艇のシーンを描くとき、迂闊に厨房機器を電気式やガス式などで描くと考証的に恥ずかしい思いをするかもしれない。