概要
第92話(最終回)「デスマッチ!!甦れ我等のマジンガーZ!!」に登場した超人型戦闘獣。
頭部と両胸に1つずつ顔を持ち、両手の先端は獣の牙のような反り返った形のドリルになっている。
胸の顔の目から放たれる光線は光子力ビームを押し返し超合金Zを一撃で粉砕する威力があり、胸の顔を本体から分離させて多方向から同時に攻撃することも可能。
その他、両側頭部の4本の角には震動させると敵を痺れさせる超音波を発する機能があり、両手のドリルにも超合金Zを貫く威力にくわえ、ゴムのように伸縮させてムチとして使えるギミックが備わっている。
作中の行動
地下帝国との最後の戦いで激しく消耗した光子力研究所およびマジンガーZにトドメを刺すべく、暗黒大将軍の命を受けてビラニアスとのタッグで出撃。
機体の修理が終わっておらず、パイロットの兜甲児も重傷のため全力を出せないマジンガーZを、先行して出撃したダイアナンA・ボスボロットもろとも大破させた。
(ただし劇場版『マジンガーZ対暗黒大将軍』では、万全の状態で出撃したマジンガーZが手傷を負いながらも4体の戦闘獣を撃破しているため、TV版でもマジンガーZが万全の状態であれば勝てたかもしれないと言われることもある)。
続けて光子力研究所を襲撃するが、駆けつけたグレートマジンガーには武器が通用せず、グレートブーメランで首を切り落とされ、残るボディも分離させた胸の顔ごとサンダーブレークで破壊された。
テレビマガジンで連載されていた漫画版の最終回では、Dr.ヘルとの戦いを終えてしばしの平和を享受していた甲児たちの油断をついて襲い掛かり、TV版と異なって万全な状態であったマジンガーZを手出しさせないまま一方的に痛めつけて敗北に追い込み、戦闘獣の圧倒的強さを見せつけている。