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銚子電鉄の編集履歴2019/08/05 14:41:28 版
編集者:よしくん
編集内容:経営難の項目追加

概要

千葉県銚子市内に路線を有する私鉄。正式名称は銚子電気鉄道。1923年開業。

総武本線銚子駅外川駅を結ぶ。全線銚子市内を走り、銚子市内の市民の足として存在している。

かつて犬吠駅まで存在した銚子遊覧鉄道の跡を再利用し、外川駅まで延伸して現在の姿になる。

総武本線が非電化の頃は総武本線から快速列車が乗り入れた事があったが、総武線側の気動車がキハ10系からキハ20系へと置き換えられてから無くなった。

長年経営難に苦しんでおり、副業としてたい焼き濡れ煎餅、、揚げもち、佃煮など食品の製造販売を行っている。今や本業の鉄道事業の赤字を副業の利益で補っている有様であり「銚子電鉄の本業は食品製造業」と揶揄されることも。実際、信用調査会社の事業登録も、「菓子・パン類卸」となっている。ただし本来の本業である鉄道事業があまりにも振るわないため副業でもカバーしきれていない。

事実上の本業となっている濡れ煎餅製造に関しては、犬吠駅で製造・直売を行っており、製造行程を見る事ができる。

経営難

前身の銚子遊覧鉄道自体が赤字続きの上、第一次世界大戦での鉄くず価格上昇で廃線されて施設一式を鉄くずとして売られたという逸話があるほど厳しい経営続きである。

戦後は京成の子会社千葉交通(バス会社)の子会社になったがそれも1990年に離脱。

その後は親会社がバブル崩壊で資金難になり、あげくオーナーが銚子電鉄の金を横領して逮捕される事態になる。

2006年には経営悪化が極度に達し運行車両の法定検査を行う資金がないという事態になってしまい、公式サイトを通じて「電車修理代を稼がなくちゃ、いけないんです。」と異例の支援のお願いをするに至った。結果、多くの支援を得て検査費用の捻出に成功したが、なお厳しい経営状態には変わりがなかった。

東日本大震災以降の観光客の減少によりこれ以上の車両更新が困難となり、2013年2月頃、遂に自主再建を断念したと発表。年末には国・千葉県・銚子市からの公的資金注入を受ける事、運賃を値上げする事が発表され、当面の廃線の危機からは脱した。また、銚子電鉄線の駅名の愛称(ネーミングライツ)を募集し、広告宣伝を行っている。

車両の置き換えが行われている。費用などの事情により、まず2010年に旧型車置き換え用として伊予鉄道800系(旧京王帝都電鉄2010系)の譲渡を受け、改造を経て2000形として就役。つづいて、2016年営団地下鉄銀座線2000形だった1000形の置き換え用として伊予鉄道700系(旧京王5000系)の譲渡を受け、改造を経て3000形として就役。

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