日生学園

にっせいがくえん

日生学園とは、かつて存在した高等学校である。学校法人としては現在も三重県津市に本部を置いている。

概要

かつて三重県（現在の津市及び伊賀市）と兵庫県姫路市に存在した全寮制の学校。

1966年に日生学園第一高校が開校、1980年に日生学園第二高校、1983年に日生学園第三高校が開校した。

70〜80年代にかけて、刑務所や自衛隊よりもハードな超スパルタ全寮制教育で有名だった。

・朝は4時に起床で大声をあげながら床掃除が義務、トイレを素手で掃除させる

・寮内には雑誌や菓子類などの持ち込みは禁止、一切の娯楽が許されないため情報が遮断されている

・教員や上級生による暴力は日常茶飯事で、下級生は絶対服従。教員も上司や先輩に殴られる

このような有様だったので脱走者が出るのは日常茶飯事。自殺者も出ていたという。

当時関西圏では、子供への親からの脅し文句の一つとして「悪いことをしたら日生学園に入れるぞ！」というのが定番だったほどであり、実際に手に負えない子供を叩き込んでいた家庭もありOBの浜田雅功も中学生の時に悪行をやらかしたので放り込まれている。

1985年にこの様相に耐えかねた職員が週刊誌にタレ込んだことで大きな問題になり、国会レベルの調査も入り県からも指導された。

その後2015年に校名は第一高校→桜丘高等学校、第二高校→ 青山高等学校、第三高校→自由ヶ丘高校になる。

全寮制という点は変わらないものの往年に比べれば随分普通の学校になったとのことである。

ゲーム機などは持ち込めないなど校則の厳しさがなくなったわけではないが構内にはネットのできるPCも備えられており情報遮断ということもなくなっている。

OBのタレントたちにより本校のスパルタ時代の話はよくトーク番組のネタとして語られている。