概要
1968年3月、旧虫プロダクションの音響スタッフであった音響監督の田代敦巳が部下の明田川進、アートフレッシュを経てフリーとなったアニメーション監督・演出家の杉井ギサブローらを誘って設立した。設立当初は東京ムービー等の他社が制作した作品の音響制作が中心だったが、1975年制作の「まんが日本昔ばなし」(毎日放送)でアニメーションの元請制作を開始した。主な事業内容はアニメーション・コンピュータグラフィックスによる映画・ビデオ・テレビ番組・CMなどの企画・制作、音響制作である。多くの賞を受賞し評価を受けた『まんが日本昔ばなし』をはじめ、『銀河鉄道の夜』、『イーハトーブ幻想〜KENjIの春』など過去の名作による作品を手がける一方で、1990年代以降は従来の作風にとらわれない作品も発表していた。2008年、代表取締役の田代が東京国際アニメフェア2008にて第4回功労賞を受賞。
2010年8月31日に東京地裁へ準自己破産を申請し、東京地裁は翌9月1日に破産手続き開始を決定した。また田代が同年7月に死去していたことも明らかになった。
なお破産時に制作中であった『はなかっぱ』は以後OLM・XEBECに引き継がれることとなった。また同じく制作中であった『グスコーブドリの伝記』については2011年9月30日に文化庁が発表した平成23年度の「国際共同製作映画支援事業」における製作支援対象として、手塚プロダクションが制作する形で本作が含まれることが明らかにされ、手塚プロが完成させて2012年7月に公開された。スタッフの一部はディオメディアやサテライト、T2 Studioに移籍した。
Wikipediaより抜粋
主な代表作
テレビシリーズ
テレビスペシャル
劇場映画
はなかっぱ(製作中に破産した為、グループ・タックのしては未完の最終作に、他社で完成)
余談
初作のまんが日本昔ばなしは当初毎日放送のキー局だったNETで放送されていた前番組が早期終了した為、穴埋め番組として放送されていた。
その後、1976年にTBSへ移籍の上再スタートし、1994年まで続くロングランとなった。